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社会分断と陰謀論 虚偽情報があふれる時代の解毒剤

雨宮純

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784286262833
ISBN 10 : 4286262839
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

トランプ2.0時代の「分断が先鋭化し、陰謀論が武器化・日常化した」世界を読み解く論考集。日本・韓国・米国・フランス・トルコ・レバノンの分断と陰謀論を考察し、中国・ロシアの武器と化すQアノン陰謀論、中南米で拡大する陰謀論ネットワーク、アフリカの偽史と秘密結社陰謀論、トランスヒューマニズム、シンギュラリティと新世界秩序陰謀論、シミュレーション仮説陰謀論などを紹介。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA

    面白い。これまで社会的な分断と陰謀論というと主にアメリカが語られてきたのだが、本書はその視座を他の国、日本や韓国、フランスにレバノンといった所まで広げ、それぞれの国にどう陰謀論が忍び込んでいるのかを明らかにしている。そこにはアメリカのように単純な右と左の分断ではなく、それぞれのお国柄によった陰謀論が語られているのは面白い。例えば日本だと陰謀論に依る少数対多数の一般人とかアフリカだと偽史との結合だとか。後半は陰謀論を武器化するロシア中国の話が中心となっているが、こちらは先に類書を読んだので目新しくはないか。

  • すみ子

    仕事でも陰謀論系コンテンツをチェックしているが、最近流行りのWGIPからロシアによる情報戦による認知工作まで幅広く陰謀論にまつわる論文が収録されており大変参考になった。極右系チャンネルでよく見かけるようになったWGIPについてなかなか調べても根拠に基づく情報ソースが見つからなかったので、今回論文としてまとまったものが読めるのはありがたい。そもそもWGIPとは、米国による日本の民主化啓蒙運動だったはずだが、最近では極右の人々が左翼やリベラル叩きの棍棒として利用されているトピック。→

  • Kooheysan

    各国(日本・韓国・フランス・トルコ・レバノン・アメリカなど)の陰謀論の状況分析と併せて、一般的な陰謀論の形式とその影響についての概論。いわゆるとんでもない話が、そうだと割り切って楽しめるレベルを超えて、もはやそれが社会的に分断を引き起こすまでになってしまう理路について整理されています。我が国もさることながら、政治的な考えが違うだけで、すべてで分断されつつあるアメリカの問題、そして国同士の情報戦略(民主主義国に対する懐疑を醸成するプロセス)の問題などに恐ろしさを感じました。

  • Go Extreme

    https://claude.ai/public/artifacts/012ba84e-75c5-4d4c-8774-0f8057056c13

  • みんな本や雑誌が大好き!?

    本書を読むと、いろんな陰謀論があることがわかります。とはいえ、本書でもチラリと陰謀論のひとつとして例示されているマッカーシズムの「赤狩り論」にしても、必ずしも100%陰謀論だったというわけでもなさそうです。『ヴェノナ』などが公開され、その研究書も出てきて、赤狩りにも根拠がかなりあった事実も判明していますから。水野俊平さんが北朝鮮を庇うための「陰謀論」を批判的に紹介しています。左派系の陰謀論も取り上げているのは類書にない長所です。

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