Product Details
ISBN 10 : 4480510931
Content Description
農耕生活を営みながら、農村の諸風景を詩のなかに写しとる才の見事さ。“人の命はつなぎとめる根も帶もなく、さっと散ってしまう路上の塵のようなもの”と世のはかなさを詠じての余情―。六朝時代最高の詩人・陶淵明の作品は、古来多くの人に愛されてきた。しかし、詩人はたんなる田園の人ではない。儒教的理念がかなわぬことへの憤り、人生や社会との葛藤を内に抱えた人でもあった。「閑情賦」「帰去来兮辞」「桃花源記」をはじめとする、清新で奥行きのある文学世界のすべてを、味わい深い訳文と行き届いた語釈とともにおくる。待望の新訳注書。
目次 : 巻1 詩四言/ 巻2 詩五言/ 巻3 詩五言/ 巻4 詩五言/ 巻5 賦・辞/ 巻6 記・伝・賛・述/ 巻7 疏・祭文
【著者紹介】
陶淵明 : 興寧3(365)‐元嘉4(427)年。中国、六朝時代の東晋末から南朝宋初の詩人。潯陽の柴桑(江西省九江市)の人。字は元亮。一説に名は潜、字は淵明とある。諡は靖節。29歳で仕官したが、彭沢県の県令を最後に「帰去来兮辞」を作って官を辞し、帰郷する。農耕生活を送りながら、数々の名詩を残した。六朝を代表する詩人とされる
林田愼之助 : 1932年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専門は中国文学。九州大学大学院文学研究科助教授などを経て、神戸女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Other Editions
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
藤月はな(灯れ松明の火)
読了日:2022/03/25
金吾
読了日:2025/08/17
中村蓮
読了日:2025/10/26
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .


