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陶淵明全詩文集 ちくま学芸文庫

陶淵明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480510938
ISBN 10 : 4480510931
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

農耕生活を営みながら、農村の諸風景を詩のなかに写しとる才の見事さ。“人の命はつなぎとめる根も帶もなく、さっと散ってしまう路上の塵のようなもの”と世のはかなさを詠じての余情―。六朝時代最高の詩人・陶淵明の作品は、古来多くの人に愛されてきた。しかし、詩人はたんなる田園の人ではない。儒教的理念がかなわぬことへの憤り、人生や社会との葛藤を内に抱えた人でもあった。「閑情賦」「帰去来兮辞」「桃花源記」をはじめとする、清新で奥行きのある文学世界のすべてを、味わい深い訳文と行き届いた語釈とともにおくる。待望の新訳注書。

目次 : 巻1 詩四言/ 巻2 詩五言/ 巻3 詩五言/ 巻4 詩五言/ 巻5 賦・辞/ 巻6 記・伝・賛・述/ 巻7 疏・祭文

【著者紹介】
陶淵明 : 興寧3(365)‐元嘉4(427)年。中国、六朝時代の東晋末から南朝宋初の詩人。潯陽の柴桑(江西省九江市)の人。字は元亮。一説に名は潜、字は淵明とある。諡は靖節。29歳で仕官したが、彭沢県の県令を最後に「帰去来兮辞」を作って官を辞し、帰郷する。農耕生活を送りながら、数々の名詩を残した。六朝を代表する詩人とされる

林田愼之助 : 1932年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専門は中国文学。九州大学大学院文学研究科助教授などを経て、神戸女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    最近、「将進酒」という歌を聴いた時、その歌詞は李白の詩が基になっていると知りました。そこで漢文詩に触れたいと思い、この本を手に取りました。同じ言葉を連ねる事、韻踏みなどの音の流れの流麗さだけでなく、文体にも美学を感じます。後、中学の時に孔子の「不惑」という一文が憧れだったが、30手前になって「いや、無理やん!」と悲鳴を上げていました。でも陶淵明も同じことを考えていたのでちょっと、ホッとしました。そして彼の「(孔子は生活を支える弟子がいたけど)私は生活の為、畑を耕すのだ」という指摘に目から鱗。

  • 金吾

    ○陶淵明は李白と並び大好きな詩人ですので、読んでいて楽しかったです。自然や酒、気概を自由に感じていけたらなあと思いました。

  • 中村蓮

    漢詩は王道を征く官僚詩人のサラリーマン的人間関係詩(上司の出世、同僚の出向などの会で披露されるような)が苦手で、李賀のように独自の表現を多用した幻想詩、王維のような隠遁生活の歌など早期リタイア組の詩を読むのですが、テキストとしては、やはり官僚的な政治をうたったり、人間関係に基づいてうたったものが多くて、期待外れになりがちです。今回も残念ながらそうでした。 そのあたり、日本との大きな違いを感じました。女性詩人が少ないのも。

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