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新・黄色い部屋 犯人当て小説傑作選 創元推理文庫

陳舜臣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488400675
ISBN 10 : 4488400671
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不可能犯罪が描かれた問題編。その謎を解く手掛かりは、全て本文中に記されています。フェアな記述から、解決編を読む前にあなたは探偵として真相を暴き、犯人を当てることができますか? ――ミステリ作家からの挑戦に読者が臨む、犯人当て小説。多くのミステリ作家が生み出したその傑作の数々から、「読者への挑戦」スタイルの作品を精選し、全3巻に収録する。第1巻は、ホテルの密室で起きた殺人に、名探偵が挑む高木彬光「妖婦の宿」や、黄色い窓ガラスの部屋で男が殺された事件を描く、陳舜臣「新・黄色い部屋」などを収録した全10編。

【著者紹介】
福井健太 : 1972年京都府生まれ。書評家。早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。2013年、『本格ミステリ鑑賞術』で第13回本格ミステリ大賞【評論・研究部門】を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • geshi

    昭和の推理小説の犯人当てもの短編集。『妖婦の宿』名作と言うべきフェア精神と騙しの手際が巧み。外連味と思っていた要素をロジカルに使うところが余りのない本格ものらしくて好感持てる。『民主主義殺人事件』文学性の中に手掛かりをうまく埋没させているのは意図的にかたまたまか。『車中の人』サスペンス風味で刑事が追うのは誰か?の犯人当てへの興味を掻き立てている。『新・黄色い部屋』シンプル・イズ・ベストという感じの一点の矛盾に気づけば犯人が分かる推理クイズの王道。読者が気づくタイミングをうまく操作してるなぁ。

  • だるま

    犯人当て小説傑作選。全3巻で、これが1巻目。古い作品から巻が進む毎に新しい作品になるらしい。この巻の正直な感想は、「編者さん、余り苦労せずに選んだなあ」。巻頭が高木彬光氏の『妖婦の宿』で、もう何度アンソロジーに採られたか分からん。その後は坂口安吾氏と土屋隆夫氏。この3作合計で180ページ。残りの7作合計で120ページ。つまり7作は推理クイズをちょっと膨らました程度の物だった。乱歩氏なんて、穴埋め問題でモロに推理クイズ。表紙に乱歩の名を載せたいのだろうけど、これは酷い。2巻目以降はマシになるのを期待しよう。

  • 読書一郎

    積ん読本が大量にあるのに、こういう本を出されると手に取らずにはいられないのが、オールド推理小説ファンの悲しい性です(笑)。高木彬光、坂口安吾から陳舜臣、笹沢佐保まで、「第三の波」以前に活躍された、昭和を代表する推理作家のみなさんの犯人当てが楽しめます。

  • ハッカ飴

    謎解き、犯人当て、楽しかった!小学校の時に学級文庫に江戸川乱歩が何冊かあって、学校から帰ってきて借りてきたそれを読むのが楽しみだった。あの時の気分にさせてもらいました。もう60年近く前のことだけど。乱歩先生はこの本の中にも入っていたんだけど、やっぱりすごいな。その超昔の「心理試験」読んだ時のハッとした気分を今一度味わわせてもらいました。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    藤原宰太郎の犯人当ての本を濫読した子ども時代を過ごした身としては、中年になって再び「読者への挑戦状」やら犯人当てやらがまとまって収録されている本を読めるなんて、嬉しいこと極まりない。 既読の作品もいくつかあったが(高木彬光と坂口安吾の作品が既読だったのはもったいなかった)、ほかの作品も昭和の香りがぷんぷんで、安心感が半端ではない笑 トンチクイズのようなものや、こじつけと思わぬでもないものもあり、エンタテインメントとして楽しく読んだ。

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