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ISBN 10 : 4588780212
Content Description
水と都市と人間のかかわり、そのありようは地域や国によって多種多様であり、それぞれ固有の長い歴史をもっている。これまで水都や水辺空間については、歴史学、建築学、人類学、社会学、環境工学などの分野でも多くの個別研究が積み重ねられてきた。本書は、「水の都市」の特質とそこに潜む魅力を“歴史”と“エコロジー”の視点から探り出し、近代に忘れられ、失われかけたその価値を再発見し、復権・再生させるための新たな学問体系として“水都学”を提唱する。
目次 : 特集 水都ヴェネツィアの再考察(ヴェネツィア―都市の建設過程と真水の確保/ 東京に映し出されたヴェネツィアのイメージ/ 一五世紀末ヤコポ・デ・バルバリによる鳥瞰図 ほか)/ ラウンドテーブル水都学とは(「水都学」をめざして/ 討論―水都学とは)/ 水都を読む(新潟の都市形成に河川の活動が与えた影響/ モロッコ・オアシス都市のフィールド調査/ 深川における漁師町の形成と変容 ほか)
【著者紹介】
陣内秀信 : 1947年生まれ。法政大学デザイン工学部教授。専門はイタリア都市史・建築史。パレルモ大学、トレント大学、ローマ大学にて契約教授を勤めた
高村雅彦 : 1964年生まれ。法政大学デザイン工学部教授。専門はアジア都市史・建築史。前田工学賞(1999年)、建築史学会賞(2000年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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