Product Details
ISBN 10 : 4062921030
Content Description
エッダ、サガに登場する粗野でたくましい死者のイメージは、中世後期の『黄金伝説』『奇跡をめぐる対話』では、生者に助けを求める哀れな姿となる。その背景には何があったのか?キリスト教と「贖罪規定書」そして告解の浸透…。「真実の告白が、権力による個人形成の核心となる」(M・フーコー)過程を探り、西欧的精神構造の根源を解き明かす。
目次 : 第1章 古ゲルマン社会の亡者たち/ 第2章 死者の国と死生観/ 第3章 キリスト教の浸透と死者のイメージの変化/ 第4章 中世民衆文化研究の方法と『奇跡をめぐる対話』/ 第5章 罪の意識と国家権力の確立/ 第6章 キリスト教の教義とゲルマン的俗信との拮抗―「贖罪規定書」にみる俗信の姿/ 第7章 生き続ける死者たち
【著者紹介】
阿部謹也 : 1935〜2006年。一橋大学経済学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程修了。一橋大学名誉教授・元学長。歴史学者。著書に、『中世を旅する人びと』(サントリー学芸賞)、『中世の窓から』(大佛次郎賞)、訳書に『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』(日本翻訳文化賞)など多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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HANA
読了日:2012/03/19
ハチアカデミー
読了日:2012/05/15
sputnik|jiu
読了日:2012/10/04
えーち
読了日:2014/12/19
もみち
読了日:2017/12/31
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Creator:望月ハルヒ
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