Product Details
ISBN 10 : 4006031459
Content Description
十一世紀以前においては、日本と同様な「世間」が存在していたヨーロッパが、なぜ個人を重視する社会へと転換したか。個人の誕生の背景には何が存在していたか。恋愛の成立、市民意識の形成というヨーロッパ社会の基底に関わる諸事象を、日本社会との比較史的考察を通じて明快に解明する。長年の西洋中世史研究と日本社会論との鮮やかな連結。
目次 : 第1講 「世間」からの離陸(ヨーロッパを見る二つの視角/ 日本はヨーロッパとは異質の世界 ほか)/ 第2講 個人の成立(日本での個人とヨーロッパでの個人/ 乳離れできない親子 ほか)/ 第3講 恋愛の成立と新しい男女関係(十二世紀に成立した恋愛/ 中世の貴族の生活 ほか)/ 第4講 市民意識の成立(内在的理解/ 市民とは何か ほか)/ 第5講 キリスト教と伝統社会(エリート文化の発生―「礼儀」という概念/ 下品なものの排除 ほか)
【著者紹介】
阿部謹也 : 1935‐2006。歴史学者。一橋大学名誉教授。専攻=ヨーロッパ中世史、日本社会論。一橋大学大学院社会学研究科修了。小樽商科大学、東京経済大学教授を経て、一橋大学教授。1992‐98、一橋大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
1.3manen
読了日:2014/12/27
うつしみ
読了日:2024/02/15
ケケ内
読了日:2014/02/09
白アスパラ
読了日:2015/02/18
MIRACLE
読了日:2016/08/23
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
この商品が登録されてる公開中の欲しい物リスト
-
Creator:望月ハルヒ
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

