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烏の緑羽 文春文庫

阿部智里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922801
ISBN 10 : 4167922800
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

八咫烏の一族が住まう世界「山内」。正式に即位した弟の奈月彦を支える長束は、自らの護衛をつとめる路近を信じることができない。なぜ彼は自分に忠誠を誓ったのか?答えを求め、ひとりの男のもとを訪れるが―あの政変の裏で、長束とその配下たちが見ていたものとは。深い因縁と山内の行く末がからみあう!

【著者紹介】
阿部智里 : 1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、20歳という史上最年少の若さで松本清張賞を受賞。デビュー作『烏に単は似合わない』は八咫烏の世界を舞台に緻密な世界設定を行い、微妙な心理描写や意外な結末をはらんだストーリーも高い評価を受けた。14年早稲田大学大学院文学研究科に進学、17年修士課程修了。2024年「八咫烏シリーズ」で吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふう

    シリーズ3話目までは友人が「おもしろいよ」と貸してくれました。NHKで放送されたアニメも全部見ました。その後友人からのおすすめはなく、いきなり9話目が回ってきました。可愛かった雪哉は出世して名前だけの登場。今回は長束の護衛路近と彼を導く清賢、世話係翠寛の若い時代が描かれていて、三人の考え方ややりとりがおもしろくて集中して読めました。8話目までを読んでいなくても彼らの魅力で楽しめました。長束がけっこう迷いの多い人物として描かれていて、アニメのときはあんなに格好よかったのにとちょっとクスッとしてしまいました。

  • れもん

    図書館本。シリーズ9作目。ずっと怪しいというか、本音が見えない男だなと思っていた、路近がメインのお話。路近はやっぱり、幼い頃から路近だった。清賢や翠寛の過去や、路近との繋がりも描かれていて、『なるほどなー』と思った。翠寛が長束から受け取った、清賢からの手紙、めちゃくちゃ笑った(笑)そんなことが書かれていたなんて知ったら、長束はどんな反応をするんだろう?そして、終章での長束と客人のやりとり、気になる!客人は誰!?

  • 毎日が日曜日

    ★★★★ 路近が思ったよりもやばかった。

  • よっち

    衝撃の結末から遡って長束と路近の主従関係や、彼らと武人養成機関である勁草院の教官・清賢と翠寛の過去も描かれる短編集。奈月彦が長束の側近として推薦した翠寛との邂逅、狂暴な路近の監視役として教官となった清賢や、側近候補として勁草院に入った翠寛との関係。前巻からの続きではなく翠寛と路近の因縁について掘り下げてゆく展開で、そこから再び結末に繋げたことを考えると、一見繫がりはなさそうにも思えたエピソードを、あえてここで挿入してきたことにも意味があるんでしょうね。今回はほとんど出てこなかった雪哉の動向も気になります。

  • なつくさ

    シリーズ第9弾。路近、その男、危険につき。路近の事が信用できない長束は、奈月彦にある人物に会うように勧められる。圧倒的な力、頭脳、凶暴さを持つ、シリーズきっての怪物、路近のこれまでが明らかにされる。雪哉と対立した翠寛も非常に魅力的で、主人公足り得る逸材だと感じた。この物語の感想は路近、やべぇの一言につきると思ってましたが、背筋がぞわぞわっとなる出来事が。この精緻に織り込まれた物語に改めて鳥肌が立ちました。

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