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私たちの「インクルーシブ学級」を語り合おう

阿部利彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784491057095
ISBN 10 : 4491057095
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

すべての子どもが共に学び、成長する学級へ

〈本書の概要〉
「インクルーシブ学級」とはどのような学級か? 特別支援教育の専門家である阿部利彦、川上康則、菊池哲平各氏が、現場での実践に取り組む宗實直樹、橋達哉、北森恵、小野絵美、樋口亜紀、山田光太郎、上條大志各氏と対話し、その課題と可能性を探求する鼎談集。

〈本書からわかること〉
・「インクルーシブ学級」とは?
すべての子どもが、どのような背景やニーズをもっていても、等しく学びの機会を得られる教室。それは教育者が追い求める理想であり、教育の核心にあるものです。
しかし、多様なニーズをもつ子どもたちが集まる通常の学級で、すべての子どもが共に学び、成長できるようにするためにはどうしたらいいでしょうか?
本書では、特別支援教育の専門家3名が、7名の実践家と共に、インクルーシブな授業づくりや学級づくりについて語り合います。

〈本書の構成〉
I章では、宗實直樹先生と、多様な子どもたちを包摂する授業について語り合います。
II章では、橋達哉先生と共に、協働的な学びを促す教師の工夫について考えていきます。
III章では、北森恵先生のUDL実践から多くのことを学ぶことができます。
IV章では、小野絵美先生と、インクルーシブな学級経営について話を深めます。
V章では、樋口亜紀先生から、特別支援教育の視点を生かすためのマインドセットについて示唆を得ることができます。
VI章の山田光太郎先生との鼎談では、教師の成長をどう支援できるかについて検討します。
VII章では、上條大志先生と「子どもの見取り」をテーマに対話を展開します。
そして最後のVIII章では、編著者である阿部利彦、川上康則、菊池哲平先生が7回の鼎談を振り返り、インクルーシブな学級づくりの可能性や方向などを示していきます。

・未来の教室への道しるべ
本書のまえがきには、編著者による以下の言葉があります。
〈特別支援教育の専門家である私たち三名も、ゲストの先生方との対話を通して大きな学びを得ることができました。読者のみなさんにとっても、自身の教室でインクルーシブな学級づくりに取り組むための、新たな視点や実践のアイデアを得ることができるのではないでしょうか。本書の企画から得られた学びが、これからのインクルーシブな教育の実現に向けての一助となることを願っています。(中略)
未来の教室が、すべての子どもにとって安心して過ごせる大切な学びの場であると同時に、一人ひとりの個性や能力を最大限に発揮できる場所であり続けるために、本書がその道しるべとなることを心から期待しています。〉

〈こんな先生におすすめ〉
・「インクルーシブ教育」について実感的に理解したい先生
・ユニバーサルデザインやUDLに関心がある先生
・多様なニーズに応える学級づくりをしたい先生
は、ぜひご一読ください。

【著者紹介】
阿部利彦 : 星槎大学大学院教授。日本授業UD学会理事

川上康則 : 杉並区立済美養護学校主任教諭。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー、日本授業UD学会理事

菊池哲平 : 熊本大学大学院教授。博士(心理学)、臨床心理士、特別支援教育士スーパーバイザー、日本授業UD学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • motoryou

    違いがあるからおもしろいよね、というマインド。学校という場が「みんなと」「一緒に」「揃って」、いわゆる「ちゃんと」が第一優先の価値観になってしまうと、なかなかこのマインドになりきれない。学校が、「先生の職場」ではなく、子どもたちの場に真の意味でなったら、どうなるか。「社会に出た時に」という、🧑目線の言葉で、やはり「ちゃんと」を求めるか?子ども同士で、インクルードし合う、その日々をサポートすることが、まさに「社会に出た時に」なのではないかな、と感じた。

  • U-Tchallenge

    インクルーシブ教育について7人のゲストを招き鼎談を行った内容であった。インクルーシブ教育がテーマであるが、「特別支援教育をしています!」といったような感じではなかった。それよりもさまざまな子どもたちに対峙している内にこうするようになりました、こう考えるようになりましたという感じであった。もちろん、方法論が語られたり共有されたりするのは大切なことであろう。しかし、そこだけではないし、そこが本質ではないのだろう。さまざまなことを考えながら読むことのできる素敵な一冊であった。

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