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病んだ言葉 癒やす言葉 生きる言葉

阿部公彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791774289
ISBN 10 : 4791774280
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan

Content Description

謎だらけの入試政策、「論理国語」の迷走、英語ぺらぺら信仰、英語スピード信仰…言葉はどうなるのか。鴎外、漱石、太宰、西脇…喧嘩や胃弱、事務処理、「がっかり」、突然の豹変やケアから読み取る文学者たちの息づかい。

目次 : 第1部 言葉を甘く見てはいけない/ 第2部 英語入試大混乱の後先/ 第3部 「病」と「死」を生かす言葉/ 第4部 言葉を伝えるために汗をかく/ 第5部 書くことへの「こだわり」は病なのか、救いなのか/ 第6部 どうしてもうまく語れない作家たち

【著者紹介】
阿部公彦 : 1966年神奈川県生まれ。英文学者。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ケンブリッジ大学大学院で博士号取得。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は近現代の英米小説や英米詩だが、英・米の境界や小説・詩の境界にこだわることなく、日本の詩や小説も含みながら、個別のテーマを設定して研究している。「荒れ野に行く」で第15回早稲田文学新人賞受賞、『文学を“凝視する”』(岩波書店)で第35回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まこみや

    1・2部は「病んだ言葉」に対する名医の処方箋、後半は読解力の臨床で、言葉を蘇生させる見事な批評のお手本になっている。筆者の眼目は第3部というが、国語教育や英語学習が誤った方向に推進されようとしている現在、警鐘として胸に刻んだのは1・2部である。文科省の「論理」の説明を揶揄して、「ラーメン丼は、ラーメンを食べるための丼なのだから、とりわけラーメンを食べる丼という機能が大事になる」という比喩には大笑いした。しかし笑ってばかりはいられない。阿部先生、どうぞ入試改革・教育政策の現場で体を張って抵抗してください。

  • たろーたん

    英語のところがやはり面白い。著者曰く、コミュニケーションは、その内容よりも、態度の要素が大きい。態度を無視して、内容に注視するため、英語の習得は高速の暗号解読作業になってしまうのだ。英語でコミュニケーションする時は、その大きな方向を感じ取ることが重要だと言う。たいていの言葉はその方向性から予測できるし、予測できないことを言う時は「今、私は意外なことを言いますよ」というシグナルが出る。しかし、慣れない言語だと、そうしたシグナルを上手く出せないしキャッチできない。(続)

  • takao

    ふむ

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