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小説的思考のすすめ 夏目漱石から吉田修一まで

阿部公彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130830584
ISBN 10 : 4130830589
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan

Content Description

気になる部分に注目すれば、作品の仕掛けが見えてくる。小説に独特の“頭の働き”を鍛える入門書。

目次 : はじめに 小説には読み方がある/ 1 「一字一句」を読む/ 2 「女の言葉」に耳をすます/ 3 「私」の裏を見る/ 4 「小説がわかる」ということ/ おわりに 日本の小説は宝の山

【著者紹介】
阿部公彦 : 1966年、横浜市生まれ。東京大学文学部准教授。現代英米詩専攻。東京大学大学院修士課程修了、ケンブリッジ大学大学院博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • shouyi.

    12人の小説家の作品をとりあげ、その一語一句にこだわり何を意図した表現なのかを丁寧に語った書。思いもしなかった指摘が大半で、自分がどんなにボーッと読書していたかを痛感した。より深く読むことで、もっともっと小説の魅力に気づきたい。

  • しみそー

    小説の「いかに」を読む。■今まで文章中の不思議な・不自然な比喩表現をそのままの意味に受け取っていたけれど、語り手が不思議な・不自然な比喩で語るということで示されることがある、という発想を知った。面白かった。数年たったら再読したい。

  • ♨️

    「外国語を読むようにして日本語を読んでみる」という考え方のもと、ここで文が突然分かりやすくなるとか、冒頭でいきなり「の」が連続するという一字一句に驚き、その解明からその物語の主題や作者に向かい直す。 「小説が読めない理由」という節から始まるこの本は、小説から離れてしまった私たちを、「はあ」としか言えないような大層な「文学」とではなく、驚きと共に再発見されることを待つ一つ一つの「文」と出会わせてくれる(それこそが「文学」に迫ろうとする唯一の現実的な方法なのだった)。

  • 野の花

    小説の中には、太宰治や夏目漱石の様に読みにくさで妙に惹きつけるもの、また、よしもとばななの様に文章は簡単だが考えられないような展開になるもの等があるようだ。私は考えさせられる本が好きでよしもとばななはちょっと見ただけで簡単そうで最後まで読んだことはなかったがそうだったんだとちょっと反省。作家さんそれぞれの特徴が有るのだと改めて実感!

  • Haruka Fukuhara

    東大准教授の軽い感じの小説論。太宰治の斜陽の読みは面白かった。全体的にべたっとした印象で、もう少しメリハリの利いた話の方が好きだと思う。「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」というよしもとばなな「キッチン」の書き出しが女性的な理由は「好きだ」という言い方のせいもあるけど、「だと思う」の部分と「私」という人称の影響の方が大きいのではないかと思った。「私(僕)がこの世でいちばん好きな場所は台所だ」と言い切られたらあまり女性性は感じない気がする。って書いてて何だかよくわからなくなってきたけど。。

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