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スロ-モ-ション考 残像に秘められた文化

阿部公彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784523264750
ISBN 10 : 4523264759
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2008
Japan

Content Description

マンガ、ダンス、抽象画、野球から文学に至る表象の世界を、鮮やかに検証する気鋭の現代文化論。スローモーションをキーワードに、詩を中心に据えて考察。スローモーションはなぜうら悲しいのかを解き明かす。

【著者紹介】
阿部公彦 : 1966年、横浜市生まれ。東京大学大学院修士課程修了、ケンブリッジ大学大学院博士号取得。東京大学文学部准教授。現代英米詩専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Ecriture

    現実・言語から距離をとって現実以上の何かや言語の埒外へと移っていくためのスローモーション考。読書とは、メディア体験とはそもそもリズムを付与することであり、「ゆっくり」とは切り離せない。会話に挿入される地の語りが非時間性と絡めて論じられるとは思いもよらず、大いに刺激を受けた。非時間性と「ゆっくり」、スローモーションがどのような関係にあるのかを詰めた議論が欲しかったところ。ダンス、絵画、詩の批評は性急な感じがしたのでもう少し「ゆっくり」書いてもらえたらなー。

  • gorgeanalogue

    図書館本。世界から離れるようにして、「ゆっくりと」世界を俯瞰し、死を遠のけようとする言葉。マンガ、舞踊などをゆっくりとみる前半はなかなか面白く、いろんな残像が喚起されるようにして、啓発されたが、英詩を扱った後半はもう一つ、文体に乗れなかった。またなによりも「ゆっくり」は映像的な体験なのだから、それを語ってほしかった。ペキンパーもソクーロフも出てこないというのは残念。岡孝治さんなのに、ブックデザインがあまり魅力的に感じられない。

  • めい

    ソネットは少々苦手で、ななめ読みしてしまいましたが「人間が格闘する相手が残像」という考え方は新鮮で、面白かった。

  • Meroe

    「『ゆっくり』を意図する語りは、見えないもの、複数のもの、過ぎ去った物といった夾雑物の中で、次第に語りえぬということこそを語るようになっていく」。近代的な価値としてのゆっくり、スローモーション考。

  • youtom

    絲山秋子みたいな現代の「速さの達人」をしっかり取り上げているあたりが流石です。

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