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ちんどん屋の響き 音が生み出す空間と社会的つながり

阿部万里江

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784790717805
ISBN 10 : 4790717801
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

通り抜ける音が、巷の情動に響きわたる。数十年の停滞ののち再起した、路上の巡回広告業ちんどん屋。大阪の路地裏、震災後の仮設住宅、脱原発の抗議集会など、様々な場に集う情緒、力、関係が、ヒビキによってあらわになる。初のちんどん屋研究書。

目次 : プロローグ 始まり/ 序章 ちんどん屋の響き/ 第1章 歩く歴史/ 第2章 魅惑を上演する/ 第3章 想像共感の音を出す/ 第4章 ちんどん屋を政治化する/ 第5章 沈黙の響き/ エピローグ 響きのアフォーダンス

【著者紹介】
阿部万里江 : 1979年生まれ。エスノミュージコロジスト(民族音楽学者)。ボストン大学音楽学科教授。専門はサウンド・スタディーズ、人文地理学、音の政治学、ポピュラー音楽研究など。神奈川県川崎市で幼少期を過ごし、ドイツ・デュッセルドルフのインターナショナル・スクール(高校)を卒業後、スワースモア大学で文化人類学・エスノミュージコロジーを専攻。カリフォルニア州立大学バークレー校大学院(エスノミュージコロジー)修士・博士課程修了。ハーバード大学ライシャワーセンター博士研究員(2010年)、国際日本文化研究センター客員研究員(2018年)。研究のかたわらアコーディオン奏者として様々なジャンルのバンドとレコーディング・ツアー活動

輪島裕介 : 1974年石川県金沢市生まれ。音楽学者。大阪大学文学部・大学院人文学研究科教授。専門はポピュラー音楽研究、近現代音曲史、アフロ・ブラジル音楽研究。東京大学文学部、同大学院人文社会系研究科(美学芸術学)博士課程修了。博士(文学)。2010年に刊行した『創られた「日本の心」神話―「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書)で、2011年度の国際ポピュラー音楽学会賞、サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tom Sasa

    読了。 ヒビキが空間、時代、民族、地域を越えてゆく。

  • zatugei

    原書が英語論文ということで、異常に読みにくい。ちんどん屋の街歩きを見たりその音を聴くことは、心地よいことなのに・・・。それにしても「学術的」であることは、先人の論文に己の研究対象を、乗っけていくことなのですね。チンドンの当事者にもそれを好きな人にも、あんまり関係のない、学者さんネットワーク内での「業績」ごっこ。

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