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中世庶民信仰経済の研究

阿諏訪青美

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751735107
ISBN 10 : 4751735101
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2004
Japan

Content Description

本書は、(1)京都東寺や奈良興福寺をはじめとする中世寺院・権門寺院の寺内・門前で、庶民の信仰・参詣によって生じたさい銭・勧進銭・寄進された土地や銭などの信仰財の存在を明示し、(2)それを資本とした経済活動を「信仰経済」と名づけて、その構造と活動主体について考察している。

目次 : 第1部 庶民信仰のあらわれ(寺院社会とさい銭/ 東寺の宮仕と庶民信仰/ 中世後期の信仰経済―さい銭箱からみる中世寺社)/ 第2部 寺院の蔵とその活動(中世後期の東寺にみる寺家経済の構造―惣蔵と私蔵の活動をめぐって/ 東寺十分一方算用状の分析/ 東寺の借用状 ほか)/ 第3部 庶民信仰の様相(奈良福智院地蔵堂の再興と「勧進憑支」/ 寄進契約からみる中世寺院―「一期後寄進」・「貸寄進」の解明を通して/ 柄杓と勧進 ほか)

【著者紹介】
阿諏訪青美 : 1972年、神奈川県に生まれる。1995年、立教大学文学部を卒業。1997年、同大学博士課程前期課程を修了。同大学博士課程後期課程在籍中、日本学術振興会特別研究員DCとなる。2001年3月文学博士学位取得。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学史料編纂所)を経て、2003年6月より、横浜市歴史博物館学芸課に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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