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日中戦争はドイツが仕組んだ 秘史発掘

阿羅健一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093878142
ISBN 10 : 4093878145
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2008
Japan

Product Description

日中激突のシナリオは友邦国ドイツが書いた

南京攻略戦の原因となった日中の死闘、上海戦についてほとんどの日本人は忘れ去ってしまった。しかし1937年8月から3ヶ月に亘って闘われた上海戦は、日本軍が旅順要塞戦に匹敵する4万人以上の戦死傷者をだした史上まれに見る大激戦だったのだ。カバー写真の今にも動き出しそうなにこやかな表情の兵士像は、遺族が作らせたこの時の戦死者たちである。そして中国軍を精強に訓練し、日本軍を上海に引き込む戦略を立て、現地で作戦指導をしていたのは、なんと日独防共協定で味方であるはずのドイツ軍事顧問団だったのだ! なぜ彼らは中国軍で働いていたのか。なぜ日本人は民族の一大叙事詩を忘れ去ってしまったのか。これら歴史ミステリーを追う。

Content Description

日中激突、上海戦のシナリオは「友邦国ドイツ」が書いた。忘れられた日本人の叙事詩と歴史ミステリー。

目次 : 第1章 中国に軍事顧問団を派遣したドイツ(第一次大戦後のドイツ軍の事情/ 外国顧問団を受け入れてきた中国 ほか)/ 第2章 日中戦争始まる(盧溝橋事件勃発/ 不拡大か一撃か ほか)/ 第3章 上海の死闘(上海戦勃発/ 邦人を守りきった大健闘(海軍陸戦隊) ほか)/ 第4章 日独防共協定と日本の抗議(「これは日独戦争だ」/ ドイツの二股外交 ほか)/ 第5章 中国軍潰走とドイツ顧問団のその後(切腹も覚悟した松井司令官/ 上海戦は旅順攻略に匹敵する ほか)

【著者紹介】
阿羅健一 : 近現代史研究家。昭和19年、宮城県仙台市生まれ。東北大学文学部卒業。現代アジア史を中心に研究を続ける。南京事件の専門家。雑誌「正論」「諸君!」などへの寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mazda

    日本と防共条約を結ぶ傍らで、敵国である中国に武器を輸出し軍事指導をしていたドイツは、どう考えても悪玉。そもそも、日清戦争で日本が正式に領有した遼東半島を返還するように圧力をかけたり、一体何の権利があってのことか。その後第一次世界大戦の後、マリアナ諸島を日本が代理統治したことがよっぽど嫌だったのか、やたらと中国に肩入れし、日本は敵国だ、ドイツがバックにいれば勝てると余計な入れ知恵をしたことで、アジア情勢が大きく混乱しました。そんなことは昔のことと反省の念も少ないドイツが、次の大戦も引き起こすとか…。

  • 父帰る

    第二次上海事変の日本軍の死傷者が四万一千余人。これは旅順攻略に匹敵する死傷者だそうだ。この書を読むまで、上海戦がこれ程までの激闘であったことは知らなかった。当初二個師団投入、後に五個師団追加してやっと勝った。何故そこまで苦戦したのか。勿論、蒋介石軍の背後には、鉄壁のドイツ軍事顧問団がいたからである。日本軍はこの顧問団の力量を計り知れなかったようだ。今イラクにはアメリカの軍事顧問団が派遣されている。これも同様だろう。戦死した上海戦の若い日本軍兵士の石像が知多半島の中之院にひっそりと建っている。合掌

  • GX

    別の本を読んだ時にも感じたことですが、なぜここに書かれているようなことが、広く共有化されないのでしょうか?「杉田少佐のいう無知とは、単に知らなかったということではなく、知っていたけれどそれほど重要だと判断しなかった、うすうす知ってはいたけれど深く理解していたわけではなかった、ということなのだろう」 表紙の写真の石像の声が聴こえる気がします・・・

  • 風見草

    タイトルは大袈裟で、WW1では日本と敵対し蒋介石政権とは利害の一致したドイツの軍事顧問が、顧問として当然の仕事をしたという話。本書中盤は第二次上海事変の激闘を描くが、日本軍のみの視点なのでドイツ顧問の役割が間接的にしか分からない。前半と後半が蒋介石政権とドイツの話であるが一般的な記述に留まり、いまひとつ。総じて言えば、第二次上海事変が激闘だったのはよく分かったけど、肝心なドイツ軍事顧問の活動については詳しいとはいえない、という所。あまり知られないドイツと蒋介石の関係をざっと知るには悪くないかと。

  • 兵衛介

    ドイツ人顧問団の内幕をもっと詳しく書いて欲しかった

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