Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 紫草

  読了日：2017/05/23

  ｢本書のテーマは、柳田國男の言葉でいえば、日本人はどうすれば『事大主義』から解放されるのか、ということであり、福沢諭吉の言葉でいえば、日本人はどうすれば『自主独立』の人格を得ることができるのか、である。｣この本を読んで、日本人に足りないものは何なのか、何故そうなのか、ということを考えました。自分の欠点ならいくらでもあげられるんだけど、｢日本人はここが足りない｣とか言われると何か抵抗があって｢何で！日本いい国だよ。｣って言いたくなっちゃう。でも、確かにそうなんだなあ。何度も読んでよく考えたい本でした。

• Masatoshi Oyu

  読了日：2019/05/30

  日本人が近代民主主義を真にわがものとするためには、神道（を含む自然宗教的感覚）を捨て去らなくてはならない。それが本書を読んだ感想の第一である。 なぜそう言えるか。神道は協同体のための宗教であり、個人に焦点を当てないからである。そこからは平等も個人の尊厳も導かれない。つまり日本の思想ないし価値観は近代民主主義の思想的、価値的前提を欠いている。

• kitakama633

  読了日：2018/10/04

  変わらない問題意識 p. 265 何よりも問題は、明治政府が新たな政体を発足させるに際して、天皇を頂点とする、のちに「国家神道」と呼ばれるようになる政治宗教を創出して、その後の日本人の精神を支配した歴史にある。 そこでは、いわゆる「創唱宗教」のすべてが「国家神道」によって抑圧され、自由な考究や信仰が妨げられてきた。その状況は、「国家神道」が解体されたからといってなくなったわけではない。 天皇制が存続しているということがとりもなおさず、「国家神道」を生み出した精神的土壌が健在だという証拠に他ならない。

• Go Extreme

  読了日：2025/01/27

  アキラメ主義： 堀田善衛・アキラメ主義→無常観 無常観ー政治的に利用 日本の宗教： 自然宗教への回帰→普遍宗教の発展阻害 主体性： 日本人の主体性←過去の宗教的枠組み再評価 既成宗教を批判的に捉える 仏教の役割： 法然の念仏思想ー普遍的な救済の原理 仏教が持つ人間観とその社会的影響 現世志向と自然宗教： 日本の自然宗教・人々の意識に与える影響 現世志向が宗教的信仰に与える影響・変化 自然宗教の特性： 個人の感情や経験を重視→普遍的な価値観が希薄化 未来への展望： 価値観の多様性＆普遍的な救済を目指す

• HaruNuevo

  読了日：2020/02/07

  うん、なんかただの愚痴にしか読まれへんかったわ

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