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ISBN 10 : 4835509781
Content Description
父と息子による魂の協奏曲。阿波根朝宏(父)―齢90を迎える、医師。過去と現在、時空を超えて彷徨する魂の遍歴、また昨今の身辺での出来事を軽妙な筆致で描く。阿波根宏夫(子)―一九六〇年代に、学生作家としてデビューし、大江健三郎、倉橋由美子を彷仏とさせる異色の作品で将来を嘱望されながら夭折する。埴谷雄高氏らが激賞した傑作「涙」ほか3篇を収録。
【著者紹介】
阿波根朝宏 : 明治44年1月17日生まれ、昭和12年東京医専(現東京医大)卒、医学博士。昭和16年6月召集。シベリア抑留後、昭和20年8月舞鶴入港、即日召集解除。平成9年『自分史』(新潟日報事業社)より刊行。平成10年社会文化功労賞受賞、湯川記念平和賞受賞、国際学士院の終身特別会員の称号を受ける。平成11年リンカーン平和勲章受章。現在新潟市在住
阿波根宏夫 : 昭和14年3月31日生まれ、昭和34年日本大学医学部入学。在学中の昭和38年、24歳のとき『涙』が日本大学新聞社第1回懸賞小説に入選、総長賞を受賞。昭和40年日本大学医学部卒業。昭和53年1月11日東京都練馬区のマンションで一酸化炭素による不慮の中毒死。享年39歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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