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センス・オブ・ワンダーを探して 生命のささやきに耳を澄ます だいわ文庫

阿川佐和子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479306559
ISBN 10 : 4479306552
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生命の美しさに心を奪われ、生物学者を志したもと昆虫少年・福岡ハカセと、少女の頃に出合った物語の主人公たちの不思議な冒険に憧れたアガワ。生物学者とインタビューの名手が語り合うその向こうに、かつて確かに感じた喜びと驚き、畏怖と憧憬、世界を生き生きと受け止めるために不可欠な視点が浮かび上がる。生命、生と死、動的平衡、遺伝子の話から文明論まで、大人のセンス・オブ・ワンダーと出合い直すための発見と共感と刺激に満ちた一冊!

目次 : 1章 子ども時代は不思議の入口/ 2章 生きているとはどういうことか/ 3章 科学の進歩は人間を幸福にするのか?/ 4章 私たちが見ているもの、見えなくなっているもの/ 5章 「自分だけの物語」との出合い/ 6章 再び世界を繋ぎ直すために

【著者紹介】
福岡伸一 : 生物学者。1959年東京都生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。2007年出版の『生物と無生物のあいだ』はサントリー学芸賞、中央公論新書大賞を受賞、ベストセラーとなる

阿川佐和子 : 1953年東京都生まれ。作家・エッセイスト・インタビュアー。『ああ言えばこう食う』(檀ふみ氏との共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。「週刊文春」の連載対談などにより、2014年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    福岡ハカセと阿川姉に引き込まれ、読書は終わったけれど対談は永遠に続く熱量。…細分化された世界から大きな物語は見えてこない。センス・オブ・ワンダー、神秘的な感性を忘れてはいけない。人間の想像力はたかが何十年か先にも到達できない。だから今やっていることをちゃんと洞察する力が必要。疑問をただ調べるのではなく、何を調べるのかが大事。…細菌とウイルス、ゲノム解析から顕微鏡の父やフェルメールまで、対談はウィットに富んでいる。子どもの頃に出合った自分だけの体験が、今もお二人の支えとなっている。再び世界を繋ぎ直すために…

  • naoっぴ

    生物学者の福岡博士とインタビュアー阿川さんが、生命科学の視点からさまざまな発見や文明を語りあう。生き生きとした会話に、目を輝かせて語る福岡博士が目に浮かぶよう。生命の神秘も自然の仕組みも人の考えが及ばないような動的平衡の上に成り立ち、ある一面だけを切り取って見ても解決しないということ、一方、全てのものを細かくパーツに切り分けて金銭化する今の経済活動の在りかたには疑問を投げかけ、全体的な視点と想像力で思考する重要性を語る。二人の示唆にとんだやりとりには考えさせられることも多く、興味深く楽しい対談だった。

  • アナクマ

    二人の対談集。阿川の流儀は〈質問をひとつだけ用意する。答えの中に次の質問を見つける〉。福岡の質問は「子ども時代とはどんな意味を持っているのか」◉福岡「子どものときのある種の体験が、とりたてて何でもないような一瞬であったとしても、その人に決定的な影響を与え、その後、その人をずっと支え続けていく、そんな出来事があるように思える」私もそう思う。ただそれはある種の幻想/虚構の物語であるかもしれない、とも思う。(168)「人間はいろいろなところに手を伸ばせるようになっちゃった。攻めに出てしまったんですよ」(福岡)。

  • chiseiok

    生物学の大御所福岡ハカセと、最強のプロフェッショナル・シロウト、阿川姉さんの対談。読む前から面白くないはずは無いんだろうなと思っていて、実際面白かった。ただし想像していた内容とはちょっと違ってました。自分的には、福岡先生が語る生命科学の最先端命題について阿川さんが分かり易くも鋭いツッコミをするピリピリのセッションなのかなぁと思ってましたが、実際には現代生命科学の在り方についての問題提起、子供時代の過ごし方等、まったり語る柔らかな啓蒙書といった趣き。これはこれで悪くないけど…ん~『動的平衡』も読んでみよう。

  • Sakie

    福岡先生の話している方向はいつもと同じなんだけど、相手が阿川さんってとこと、子供の頃熱中した本の話が目新しい。さて、「なぜ動的平衡の考え方が主流にならないのか」と訊かれた福岡先生の応え。機械論的な考え方のほうが資本主義社会に馴染むから、動的平衡は一般に受け入れられないのだ、と自己分析している。つまり、全ては動的平衡にあり、人間の単純な因果論的作為は無意味と言ってしまっては、資本主義的活動をしている人は儲からないし、お金や労力を費やして満足していた人は不安に陥るでしょうからね。でも、そっちが本当でしょうね。

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