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おいしいアンソロジー おやつ 甘いもので、ひとやすみ だいわ文庫

阿川佐和子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479320241
ISBN 10 : 4479320245
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

美味なエッセイ、詰め合わせ。どうしても止められない、ちょっと値の張るチョコレートへの衝動、遠出してでも買いたいようかん、徴兵中の兄が夢中で食べたおはぎ、鍋に浮かぶつるりとした白玉、照れつつお店で頬ばるクリームドーナツ…。読んでいて思わず顔がほころぶ、そして無性に食べたくなる、おやつについての43篇のアンソロジー。古今東西の作家たちが、それぞれの偏愛をつづりました。

目次 : ドーナッツ(村上春樹)/ チョコレート衝動(角田光代)/ プリン・ア・ラ・モードのかわいいジオラマ感(益田ミリ)/ かっこわるいドーナツ(穂村弘)/ シュウ・ア・ラ・クレェム(森茉莉)/ 甘い物(安野モヨコ)/ 幻のビスケット(矢川澄子)/ お八つの時間(向田邦子)/ クリームドーナツ(荒川洋治)/ 与客点心(辰野隆)/ 冬のキャラメル(長嶋有)/ 悲しいカステラ(佐藤愛子)/ 甘話休題 抄(古川緑波)/ 菓子(池波正太郎)/ きんとん(阿部艶子)/ 甘いものゝ話(久保田万太郎)/ 静岡まで、ようかんを(江國香織)/ 花見だんご(幸田文)/ らくがん(井上靖)/ くすぐったい白玉(筒井ともみ)/ チョコレートの不思議(東海林さだお)/ 秋袷(中村汀女)/ 羊羹(種村季弘)/ 「3時のおやつ」の話(伊集院光)/ 東京の煎餅(小島政二郎)/ 袋菓子の陶酔(酒井順子)/ せんべの耳(三浦哲郎)/ おはぎと兵隊(久住昌之)/ 金平糖(團伊玖磨)/ キャラメル(武田百合子)/ 小さな味(阿川佐和子)/ メロン・パン筆福事件(五木寛之)/ 甘栗(藤森照信)/ おやつに食べるもの(南伸坊)/ 砂糖と塩(柴埼友香)/ ベルギーへいったら女よりショコラだ(開高健)/ 今川焼、鯛焼き(鉢飼耳)/ チョコレート(内館牧子)/ 本町の今川焼(獅子文六)/ 遠足とチョコレート(林望)/ シュークリーム(内田百〓)/ ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家(米原万里)/ チョコボール(尾辻克彦)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たかこ

    これだけの作家陣が揃っていると読み応えあり。本当のおやつのように、毎日少しづついただいた。数ページしかないのに、作家さんのその人らしさが満載で、文章には特徴もあって、ちょっとだけ『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』を思い出した。やはりチョコレートが多いような気がするが、和でも洋でも手軽なお菓子でも、特別なお菓子でも、おやつは生活の一部だなぁ。私だったら、「美しい落雁」がメインで、「両口屋是清の二人静」もいろいろ思い出があるな…と。さぁ、おやつを食べましょう。

  • カブ

    みんなが大好きなおやつのお話。執筆されてる方が華やかで嬉しい。どの世代の人にもおやつの思い出は懐かしい。静岡の追分ようかん、おだんご、食べたいなぁ〜。

  • Karl Heintz Schneider

    おやつについてのエッセイ集。文豪と聞くと酒というイメージがあるが名だたる名作家の方々も意外と甘党であることが本書を読むとわかる。作曲家でもあり、エッセイストでもある團伊玖磨さんは、このように書いている。「書き物をしている時に無くてはならぬ物は金平糖と氷砂糖と煙草とお茶である。これらの奥床しい甘さに較べると、チョコレートやキャンデーの甘さには奥床しさが無く、しつこくて、あんな物を食べる人の気が知れない。」頭脳労働には糖分が必要とされると言う。金平糖や氷砂糖の仄かな甘みは執筆のお供には丁度いいのかもしれない。

  • コジ

    ★★★☆☆ 食のエッセイアンソロジー。テーマは定番中の定番「おやつ」。奇をてらった作品を集めたわけでもないので安心して読めます。女性は理屈抜きでおやつの美味しさ、楽しさを語り、男性は薀蓄やら拘りを持っておやつを語る傾向がある気がした。それでも、個々の作品をじっくり読めば、おやつは老若男女を問わす嬉しく美味しいとわかる。

  • みなみ

    おやつにまつわる思い出を紹介するアンソロジーで、読んでいるだけでお腹がすいてくる。袋菓子を食べるときに段々と止まらなくなって意識が「無」に近付いていくところに親近感。また、五木寛之さんの「メロン・パン筆福事件」にもほっこり。同じシリーズのお弁当と比べると、ほっこりするエピソードが多いように感じた。

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