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おいしいアンソロジー スープ だいわ文庫

阿川佐和子他

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479321118
ISBN 10 : 447932111X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

温かいスープには、なにか特別な力がある。自分の人生を、毎日のできごとを、そのままひと皿に閉じ込めたような。コトコト音をたてる鍋を見守る時間は、物思いにふける大事なひととき。できあがったスープを味わえば、深い滋味が心とからだに沁みわたる。古今東西、そして家庭ごとに、そこにしかない味があり、人の数だけ物語がある。そんなスープのエッセイ41篇のアンソロジー。

目次 : スープ七変化(阿川佐和子)/ 出汁のない味噌汁(西加奈子)/ 兎亭のスープの味(遠藤周作)/ スープは音を立てて吸うべし(三島由紀夫)/ ミネストローネのせめぎあい(有賀薫)/ おいしく豊かな水だし生活(内館牧子)/ 拾った魚のスープ(伊丹十三)/ 春雨と椎茸と蟹のスープ(宇野千代)/ だしの取り方(北大路魯山人)/ 泰然自若シチュウ(宮下奈都)/ わが工夫せるオジヤ(坂口安吾)/ ミキサーでスープ(吉沢久子)/ 三月の章(抄)(水上勉)/ 何もかもわずらわしいなあ、と思う日に(小林カツ代)/ ブイヤベースの黄色(三宅艶子)/ コンソメスープの誇り(稲田俊輔)/ ブイヤベース・ア・ラ・マルセイエーズ(長田弘)/ 八十翁の京料理(抄)(丸谷才一)/ 骨まで喰いますドーム基地(西村淳)/ 「食らわんか」(抄)(向田邦子)〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    おいしい文藝シリーズとは違うのか?(よくわからないのは大人の事情?)それはさておき(おくんか〜い)本アンソロジーはスープ!その響きだけであったまる感じが好いね。41人の41篇それこそ色々だ。『心とからだにしみてくる』とある。どれも楽しく読んだ。まずは今晩お疲れの夫の為に豆腐のポタージュ(高山なおみさん)を作るとしよう。

  • くろにゃんこ

    寒くなるとスープが美味しいよね♪そんな魅力あふれるアンソロジー。こういうのを読むと、基本に帰ってしっかり出汁をとりたくなってきます。そしていろいろな国のスープも気になる。

  • taraimo

    それぞれの著者の想い出のエピソードが加わるとまた違った逸品の印象に。ブイヤベースの定義にこだわる人と、そうでない人がいて面白いです。時代とともに変化し多様化する今日では、スープの概念も覆され、自由な発想でオリジナルな味への探求は果てないと思います。そんな中で、昔ながらの洋食屋さんのシンプルでありながら、丹念に仕上げられる琥珀色のコンソメスープが遠く幻になりそうで、恋しいです。自動販売機の缶スープは、改めて探してみると出合えなかったり……片手に肉まん、白い湯気と息で手を温め、足踏みをした懐かしい記憶が(笑)

  • たっきー

    スープにまつわるエッセイ。41編収録。面白かったのは水上勉「三月の章(抄)」で、イギリスの劇作家が高野豆腐の煮物の煮汁を素晴らしいスープだと絶賛したというもの。美しくて人たらしな文章だなと思ったのは向田邦子、森茉莉、金井美恵子、江國香織。

  • アカツキ

    41人がスープについて書いたエッセイアンソロジー。レシピ付きのエッセイがちらほら。阿川佐和子さんの次々変身していくスープの話が楽しい。阿川さんの食べ物エッセイはいつも美味しそう。伸びやかな料理風景がうかがえて好き。小林カツ代さんの手抜きしたい日のオニオンスープ、高山なおみさんの豆腐のポタージュは飲んでみたい。

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