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フ-コ-の権力論と自由論 その政治哲学的構成

関良徳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326351237
ISBN 10 : 4326351233
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2001
Japan

Content Description

フーコーはどのように法や権利を語ったのか。秩序の固定化をふせぎ多様な生の共存を可能にする制度の構想―「自由論」の視角から「権力論」を解釈する。

目次 : 1 ミシェル・フーコーの権力論(法的権力モデルへの問題定義/ フーコーの権力概念/ フーコーの権力分析)/ 2 権力論の法哲学・政治哲学的構成(「フーコーと法哲学及び政治哲学」への序説―フランスの反ニーチェ主義とアメリカのフーコー/ 権力論と規範の問題/ 民主主義と権力関係―自由の相互依存性と対立のエートス)/ 3 権力論から法と権利の問題へ(フーコーと法/ 権利の新しい形態について/ 「個別的な真理」を語り、伝えるために―監獄改革における知識人と法律家)

【著者紹介】
関良徳 : 1971年群馬県に生まれる。1999年一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。一橋大学大学院法学研究科助手を経て、現在日本学術振興会特別研究員、博士(法学)。訳書にR.E.バーネット『自由の構造』(共訳、木鐸社、2000年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • K.H.

    フーコーの論じる権力関係は、抵抗可能性を基礎にしている。権力に対する抵抗の可能性がなくなった状態が「支配」、抵抗の必要性がなくなった状態が「透明なコミュニケーション」。筆者は従来の政治哲学の自由論が「透明なコミュニケーション」という理想状態を目指す「静態的自由」の論だったのに対して、フーコーのそれは権力関係の中に見出される「動態的自由」の論であるとする。…すごくわかりやすい。わかりやすいんだけど、小心者のわたしは、フーコーがこんなにわかりやすく図式的に整理されていいのかな、という不安も覚えてしまった。

  • ステビア

    読み飛ばしのできない本だった&わかりやすかった

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