Books

新聞小説の時代 メディア・読者・メロドラマ

関肇

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788510791
ISBN 10 : 4788510790
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2007
Japan

Content Description

ベストセラー小説に探る、文学の生態学。紅葉「金色夜叉」、蘆花「不如帰」、漱石「虞美人草」などを取り上げ、作者・読者・メディアの“生産と享受”という視点から文学の現場を解き明かす、気鋭の意欲作。

【著者紹介】
関肇 : 1957年、茨城県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、京都光華女子大学准教授。専門は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Stella

    「金色夜叉」や「不如帰」「虞美人草」などを例に

  • 水紗枝荒葉

    日清戦争から日露戦争までの10年間、自然主義や出版資本主義が確立する前の微妙な時期を、文化研究・メディア論の視点から論じた本。当時の雑誌・新聞を相当読み込みつつ適切に事実を抽出している。個人的には規模が相対的に小さいがため生じる読者共同体の在り方に興味を持った。例えば人気が高いのに休載しがちだった新聞小説・尾崎紅葉『金色夜叉』について、投書欄で読者が勝手にリレー形式で続きを書き始めるのはどこかのWebで見た光景だ。

  • rbyawa

    j031、本の中で文学にまつわる研究の系譜が解説されている部分があり、読んでいる本と読んでいる著者さんが複数いたのだが、受容者研究のあとにテクスト論とは恐れ入った、なぜ情報皆無の方向に走ったのか、正直作品論を読んだことがあるが作品内容から経歴を構成しようとしていて度肝を抜かれた上、マシなほうと判明して辛かった。この本のような時代背景読者傾向を把握しての作品分析ならむろんいくらでも読みたい、その上で多少の結論のブレは些末だよなぁ、研究なら誰かが継ぐ。明治後期の『金色夜叉』から大雑把に投稿時代まで、良かった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items