Product Details
ISBN 10 : 4000055380
Content Description
力が作用すれば物が動く。本書では、だれもが知っているこの現象を解析する。取り扱う力の大部分は重力。他には、ひとつの物体が他の物体に衝突するときの力だったり、人がブランコをこぐ力だったりするが、解析する現象は、だれもが身近に観察しているものばかりである。実際には、それらの現象ではひとつの物体にいくつもの力が同時に作用しているにちがいない。それを考えに入れて、身のまわりの現象を精密に記述するのは専門家にまかせよう。私たちは、解析する現象を単純化し、身のまわりの現象を近似的に、理想化して考える。たとえば東京スカイツリーのてっぺんから一滴の目薬を落としたとき、現実にはこの一滴は蒸発してしまい、地上に到着しないだろう。しかし、そういうことには頓着せず、塔のてっぺんから落下する一滴の運動を熱心に論じる。力学の理解をもっと深めたい、数学で遊びたい人へ。
目次 : 菓子屋のあるじの損はいくらか?―不変量/ 走って来てスケートボードに飛び乗ると?―運動量/ 転覆したボートをすばやく救うには?―運動エネルギー/ 木から落ちるサルの運命は?―自然落下/ どこから見ようか?打ち上げ花火―放物運動/ 月は地球に向かって落ちているのか?―万有引力/ 月ロケットに作用する引力は?―重力加速度/ スカイツリーのてっぺんからの目薬の一滴はどこへ行く?―地球の自転/ 回る球場で野球をするために心得るべき事柄は何か?―コリオリの力/ 傘の縁から飛び出す水滴はどこへ行く?―遠心力/ 鉄一貫目と綿一貫目はどちらが思い?―浮力/ 振り子の振れ幅を大きくする方法は?―単振動/ 起き上がり小法師はどんな軌道を描くか?―ころがる円周上の点の移動/ 弦楽器の音を調節するにはどうする?―弦の振動/ 玉のれんのゆれ方を予測できますか?―基準振動/ どうすればくるくると回れるだろうか?―角運動量
【著者紹介】
関沢正躬 : 1944年長野県飯田市生まれ。1967年東京理科大学理学部卒業。東京学芸大学教育学部教授を経て、東京学芸大学名誉教授。専門は微分幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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1.3manen
読了日:2014/06/10
不見木 叫
読了日:2016/02/28
kozawa
読了日:2013/06/30
ともぞぉ
読了日:2013/12/13
takao
読了日:2018/11/13
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