Books

その後の鎌倉 抗心の記憶

関幸彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634591141
ISBN 10 : 4634591146
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
関幸彦 ,  

Content Description

知っていますか?鎌倉幕府滅亡後の「鎌倉」。鎌倉“通”なら知っておきたい鎌倉府鎌倉公方…武家政権の特別区、鎌倉の奥行きを探る。

目次 : 第1部 時の記憶(鎌倉府以前―「三鱗」から「二引両」へ/ 鎌倉府の時代―公方たちの群像)/ 第2部 場の記憶(鎌倉幕府終焉史跡群/ 鎌倉府関連史跡群)

【著者紹介】
関幸彦 : 1952年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。学習院大学助手などを経て、日本大学文理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アメヲトコ

    18年刊。「その後」とは鎌倉幕府滅亡後のこと。以降享徳の乱により鎌倉が「亡所」となるまでの鎌倉の歴史を、京都への「抗心」という図式で、前半は年代記的に、後半は場所に即して論じたもの。場所の記憶に着目した後半は興味深い視点ですが、地図が一枚もないのは残念。また鶴岡八幡宮―若宮大路を平安京の大内裏―朱雀大路に見立てる説にも疑問。

  • 吃逆堂

    「抗心の記憶」の物語とするというのはわからなくもない。だが、ここ10〜20年ほどの研究成果を無視して二次史料を軸に通史を描くものを、今出す意味があるのか。そして、鎌倉幕府滅亡後の鎌倉を「その後」というのは、歴史学者の態度として果たして適切なものなのか。得るものは乏しく、疑念だけが残った。

  • ポンカン

    鎌倉幕府の150年と鎌倉府の100年、都合250年にわたって武家の「権力的磁場」として機能した鎌倉。鎌倉幕府の滅亡から鎌倉府の終焉までを、「時」と「場」を軸に概説しています。単なる「通史」とは異なり、大変興味深かったです。足利尊氏と直義の人間性の違いについて触れている部分がありましたが、すでに『建武式目』(「鎌倉元ノ如ク柳営タルベキカ、他所タルベキヤ否ヤノ事」)の時点で、兄弟相克の片鱗が見えていたのでしょう…。

  • こまさん

    「その後」とは鎌倉幕府滅亡後との意味。あとがきでも述べられているように、「物語」的な叙述である。同じくあとがきでも述べているように、『鎌倉大草紙』を中心とした叙述が多い。その点、近年では相対化されつつあった鎌倉府の幕府への“抗心”が全面に押し出されている。『鎌倉大草紙』の再評価は議論があるかもしれないが、現段階での大草紙重視は、「復権」というより「後退」を意味すると思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items