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ISBN 10 : 4062922479
Content Description
近代日本の歴史学は、江戸期の知的伝統と洋学が結合し、摩擦を起こしながら、「新しい日本の自画像」を描くべく成立した。山片蟠桃や平賀源内の合理的思考。福沢諭吉、西周の学問観。実証史学を移植したドイツの歴史家リースと「国史」誕生への道程。そして久米邦武筆禍事件、南北朝正閏論争など、国家との軋轢の中で歴史学は挫折し、鍛えられていく。
目次 : 第1章 「ガリヴァー」の遺産―近代史学のルーツ(江戸のなかの西洋/ 江戸期の考証学/ 近代史学の周辺)/ 第2章 「ミカドの国」の周辺―近代明治の学問事情(開化期の史学事情/ 文明史からの解放)/ 第3章 「カイザーの国」の歴史学―西欧史学の移植(「欧羅巴」史学の履歴書/ リースと「史学会」/ リースが見た「日本」)/ 第4章 「ミカドの国」の歴史学―久米事件とその周辺(久米邦武筆禍事件/ 「ミカドの国」の輪郭/ 久米事件の源流)/ 第5章 「ミカド」から「天皇」へ―喜田事件とその周辺(南北朝正閏論争/ 南北朝問題の源流/ 「ミカドの国」の終焉)
【著者紹介】
関幸彦 : 1952年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻後期博士課程修了。現在、日本大学文理学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かんがく
読了日:2019/08/07
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