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ISBN 10 : 4389441248
Content Description
唐・宋の変革期を経て展開される新時代の精神構造、それはいわゆる朱子学であり、その大成者こそ朱子である。これを新儒学と称するならば、新儒学の変革は、王陽明の出現によって実現される。本書は、新儒学の中に、朱子・王陽明が人間としてどのような苦悩を背負いながら、その学を形成していったか、とりわけ新儒学のバックボーンとして大学はどのように位置づけられたかを追求したものである。中国では、近年、新たなる孔子評価が展開されてきた。儒学の巨星、朱子と王陽明を正しく知ることは、中国理解のための第一歩ともなろう。
目次 : 1 新儒学の形成(唐宋の変革/ 古文復興と新儒学の胎動 ほか)/ 2 宋代の社会と新儒学(宋の新官僚階級/ 新儒学の成立)/ 3 朱子とその時代(朱子の出現/ 朱子の学術と社会政策 ほか)/ 4 朱子と大学(宋元の儒学の展開/ 『大学衍義』から『大学衍義補』へ)/ 5 王陽明とその時代(陸九淵と王陽明/ 王陽明の活躍 ほか)
【著者紹介】
間野潜龍 : 1923(大正12)年、大阪府に生まれる。京都大学文学部史学科(東洋史)卒業。京都大学助手、大谷大学助教授、富山大学・大阪外国語大学教授を歴任。文学博士。1981年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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