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新編天才監督木下惠介

長部日出雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846012472
ISBN 10 : 4846012476
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

戦争の記憶、創作の舞台裏、松竹との訣別、TVドラマへの進出、幻と消えた大作…。『二十四の瞳』『楢山節考』『カルメン故郷に帰る』『笛吹川』など、多くの名画を世に送りだし、黒澤明と人気を二分した木下惠介の実像に迫る傑作評伝。全49作品のスチール写真と、詳細な年譜を収録した決定版。

目次 : 「発生の庭」/ 映画の申し子/ 実説「蒲田行進曲」/ 前線と銃後―『花咲く港』『生きてゐる孫六』『歓呼の町』/ 戦中の涙、戦後の歌―『陸軍』『大曾根家の朝』『わが恋せし乙女』/ 一家を成すまで―『結婚』『不死鳥』『女』『肖像』『破戒』/ 喜劇作家の誕生―『お嬢さん乾杯』『新釋四谷怪談』『破れ太鼓』『婚約指輪』『善魔』/ 日本最初の総天然色映画―『カルメン故郷に帰る』『少年期』『海の花火』/ 頂点に立つ―『カルメン純情す』『日本の悲劇』『女の園』『二十四の瞳』『遠い雲』/ 時流に抗して―『野菊の如き君なりき』『夕やけ雲』『太陽とバラ』『喜びも悲しみも幾歳月』『風前の灯』『楢山節考』/ 松竹大船との訣別/ テレビ界への進出/ 映画への帰還

【著者紹介】
長部日出雄 : 作家。1934年、青森県弘前市生まれ。早大文学部中退。週刊誌記者、フリーライター、映画評論などの仕事を経て、小説を書き始める。70年から一時帰郷して書いた『津軽世去れ節』『津軽じょんから節』で73年に直木賞、80年に『鬼が来た棟方志功伝』で芸術選奨文部大臣賞、2003年に『桜桃とキリストもう一つの太宰治伝』で、大佛次郎賞と和辻哲郎文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 読書ニスタ

    昭和29年キネマ旬報ベストテンの上位3作は、24の瞳、女の園、七人の侍であり、黒澤明をおさえた、前2作の監督、木下恵介は今日あまり知られていない。ハリウッドの寵愛を受けた黒澤に対して、木下の作品が改めて見直されるのは、どんな変化が世の中に訪れたときなのだろうか。日本を知るための映画と、その監督。

  • yasu_z2

    私が子どもの頃テレビで「木下恵介アワー」という番組をやっていた。 木下恵介が映画の監督とは知らなかったので役者さんの名前だと思って見ていた。番組名に作り手を冠するのは当時としても異例だったと思う! 映画と違いテレビドラマでは「監督」という存在は普通の視聴者にとっては希薄だ、それでも氏のメディアに拘らない演出への情熱は素晴らしいと思う。

  • tsukamg

    伝記というより作品の年代記。名匠を正当に評価すべきという、いわば愛に満ちた一冊で、評論ではない。でも、強く同意。

  • takao

    ふむ

  • 浅西マサ

    かって日本における評価や興行成績が一位二位を席巻した木下恵介監督の作品を、その生い立ち私生活演出術を時代にそって編んでいるのだが、著者の長部日出雄さんがその度に突っ込んだり、断りを入れたりしてるので、これを煩いと思う読者も少なからずいるかもしれないが、私も当初は面食らったがともかく軽快なテンポの文体だったし。何よりも木下愛と考察力は伝わりました。その考察力の果てに創作におけるナルシズムこそが人々をひきつけるというのには感心。著者が願ったように、これからも木下恵介が生み出した作品が残るのを私も願っております

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