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ISBN 10 : 4766421299
Content Description
10世紀〜17世紀。西アジアや北アフリカ、そしてヨーロッパを旅した人々は、その情景、自身の思索、異文化との接触交流をいかに記述したのか。遺された多様な史料から、彼らを取り巻く世界や時代の刻印を読み解いてゆく。
目次 : 中近世イベリア半島における宗教的マイノリティーの移動―ユダヤ人とコンベルソ、マラーノを中心に/ 17世紀モリスコの旅行記―ハジャリーのイスラーム再確認の旅/ イタリア司教の目に映った15世紀のチェコ―エネアのボヘミア・レポートとその背景/ 学知の旅、写本の旅―中世地中海世界における科学知の継受と伝播/ 『ローマの都の驚異』考―「ガイドブック」あるいは政治的文書/ 近世オスマン帝国の旅と旅人―エヴリヤ・チェレビーを中心に/ イブン・バットゥータの旅行記におけるナイル・デルタ情報の虚実/ 14世紀〜16世紀前半の聖地巡礼記に見る「聖墳墓の騎士」―儀礼へのフランチェスコ会の関与過程を中心に/ 中世のメッカ巡礼と医療―クスター・イブン・ルーカーの巡礼医学書の記述から/ ナーセル・ホスロウとその『旅行記』―屋上に牛はいたのか/ 地中海を旅した二人の改宗者―イラン人カトリック従徒とアルメニア人シーア派ムスリム/ インド洋船旅の風―ポルトガル来航期におけるアラブの航海技術研究の一齣
【著者紹介】
長谷部史彦 : 1962年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、アラブ社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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