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地中海世界の旅人 移動と記述の中近世史

長谷部史彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766421293
ISBN 10 : 4766421299
Format
Books
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

10世紀〜17世紀。西アジアや北アフリカ、そしてヨーロッパを旅した人々は、その情景、自身の思索、異文化との接触交流をいかに記述したのか。遺された多様な史料から、彼らを取り巻く世界や時代の刻印を読み解いてゆく。

目次 : 中近世イベリア半島における宗教的マイノリティーの移動―ユダヤ人とコンベルソ、マラーノを中心に/ 17世紀モリスコの旅行記―ハジャリーのイスラーム再確認の旅/ イタリア司教の目に映った15世紀のチェコ―エネアのボヘミア・レポートとその背景/ 学知の旅、写本の旅―中世地中海世界における科学知の継受と伝播/ 『ローマの都の驚異』考―「ガイドブック」あるいは政治的文書/ 近世オスマン帝国の旅と旅人―エヴリヤ・チェレビーを中心に/ イブン・バットゥータの旅行記におけるナイル・デルタ情報の虚実/ 14世紀〜16世紀前半の聖地巡礼記に見る「聖墳墓の騎士」―儀礼へのフランチェスコ会の関与過程を中心に/ 中世のメッカ巡礼と医療―クスター・イブン・ルーカーの巡礼医学書の記述から/ ナーセル・ホスロウとその『旅行記』―屋上に牛はいたのか/ 地中海を旅した二人の改宗者―イラン人カトリック従徒とアルメニア人シーア派ムスリム/ インド洋船旅の風―ポルトガル来航期におけるアラブの航海技術研究の一齣

【著者紹介】
長谷部史彦 : 1962年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、アラブ社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 人生ゴルディアス

    10〜17世紀の東地中海をメインにした、旅にまつわる小論集。小論集は単著(IMEで一発変換できなかったが普通の単語じゃないの?)とは違って腰の据わった網羅的な話にならないからあまり好きではないのだけど、普段ならあまり手にとらないような分野のものもあって、まさしく旅をしているようではあった。内容もそれぞれ面白かった。特に、1600年前後にイランからモスクワ、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、とはるばる旅した使節の話とか。でもやっぱりそれぞれについて突っ込んだ内容と、補足説明とか欲しいという贅沢な希望。

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