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自然人類学者の目で見ると

長谷川眞理子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791776030
ISBN 10 : 4791776038
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

進化の環境と現代との「ずれ」を可視化する。社会は変わる。技術も変わる。暮らしも変わる。変わっていくのが常だとしても、ヒトという動物にとって基準となるような参照点はないのだろうか?私はあると思う。―自然人類学の視点から、国内と国外のさまざまな事象をやわらかく読み解く、驚きと納得の科学コラム集!

目次 : 第1章 現代におけるヒトのすがた―自然人類学の視点から(平均寿命が男女で異なるということ/ 進化をめぐる間違った理解 ほか)/ 第2章 私たちの社会と文化を考える―身の回りからできること(世代と世界観/ 日本の若者たちの意識 ほか)/ 第3章 国際社会と日本の政治―この混沌とした時代に(米議事堂襲撃事件が連想させるもの/ リスクへの感受性の鈍さ ほか)/ 第4章 学術と大学の自由について―学術会議任命問題の根の深さ(学術会議任命問題/ 日本において学問とは何か ほか)/ 第5章 私のステイホーム・ノート―パンデミックをどう見ていたか(コロナショックと都会生活/ 新型コロナウイルスにどう立ち向かうか ほか)

【著者紹介】
長谷川眞理子 : 1952年東京都生まれ。人類学者。総合研究大学院大学名誉教授。東京大学理学部卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は自然人類学、行動生態学。イェール大学人類学部客員准教授、早稲田大学教授、総合研究大学院大学学長・教授などを歴任し、現在、日本芸術文化振興会理事長。野生チンパンジー、ダマジカ、野生ヒツジ、クジャクなどの研究を行ってきた。最近は、ヒトの進化、科学と社会の関係を研究課題に据えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まーくん

    著者は人類学者の長谷川眞理子先生。イェール大学準教授、早大教授、総合研究大学院大学学長など歴任。2020〜23年にわたり毎日新聞に連載したコラム『時代の風』などのコラムがもとに。そんなわけで一遍一遍が非常に短いエッセイとなっているため議論が浅く、多くは問題提起に留まっているやに感じる。それでも第一章「現代におけるヒトのすがた」は人類学者の視点からの分析で興味深い。例えばヒトに限らず哺乳類では雌♀の方が平均寿命が長い。男は外で一生懸命働いて苦労し、女性は家でのうのうと暮らしているからでは勿論ない。⇒

  • とろりんとう

    お気に入りの方が読んだ本。自然人類学者である著者が毎日新聞に連載していたコラム『時代の風』まとめた本で、話の長さが適度で、とても読み易い。自然人類学者だけに、物事をうわべで捉えず、人間や物事の本質的な部分を焦点を当てている。また、批判的な精神が中心だが、その考えは論理的且つ穏やか。人類の飽くなき成長による自然破壊の是非、ロボットの意味、ダイバーシティとインクルージョンの重要性、議論しなくなった日本人、種の絶滅、学ぶこと意義、数値で測定する意味など、とても理解が進むし、批判的な精神の大事を知る。

  • Lagavulin

    良書。視点が面白いうえに、筆が立つ。世の中を色々な視点で眺めるのは大事だと思う。 ひとりで考えていてもたどり着けない考え方はたくさんある。知識があることで視点も増える。

  • げんさん

    「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」という自民党の改憲を促す漫画の掲載に、ああ、いったい何回話せば、こういう間違いが正されるのだろう?と語る所が面白い。

  • hoven

    雑誌のコラムを集めたもの。それにしても200Pそこそこの本でしかも紙が分厚い。これで2000円はありえない。新書判で千円以内で販売すべき。

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