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小林一茶 河出文庫

長谷川櫂

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309420752
ISBN 10 : 4309420753
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

「天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ」「梅干と皺くらべせんはつ時雨」…誰にでもわかる言葉で、ユーモアあふれる俳風を開拓した一茶。生涯で詠んだ約二万句から百句を精選し、俳人・長谷川櫂が「新しい一茶」と題し批評を加え、「子ども向け」「ひねくれ者」という評価を鮮やかに反転させる。波乱に満ちた人生に沿いながら見えてくる新たなる一茶像。

目次 : 山寺や雪の底なる鐘の声/ 時鳥我身ばかりに降雨か/ しづかさや湖水の底の雲のねみ/ 塔ばかり見へて東寺は夏木立/ 君が世や唐人も来て年ごもり/ 乞食も護摩酢酌むらん今日の春/ 天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ/ 朧々ふめば水也まよひ道/ 寐ころんで蝶泊らせる外湯哉/ 小便の身ぶるひ笑へきりぎりす/ つくづくと鴫我を見る夕べ哉/ 義仲寺へいそぎ候はつしぐれ/ 天広く地ひろく秋もゆく秋ぞ/ 藪越や御書の声も秋来ぬと/ かつしかや早乙女がちの渉し舟/ 足元へいつ来りしよ蝸牛/ 父ありて明ぼの見たし青田原/ 夕桜家ある人はとくかへる/ 我星はどこに旅寝や天の川/ よりかゝる度に冷つく柱哉〔ほか〕

【著者紹介】
長谷川櫂 : 1954年熊本県生まれ。俳人。著書に『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)、句集『虚空』(読売文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ロア

    小林一茶から近代大衆俳句は始まった!(*´ω`*)それ以前の松尾芭蕉や与謝蕪村は、古典の教養を下敷きにした古典主義俳句でした(それでも最晩年の芭蕉は、脱古典に挑んだひとだったのですね)。日本語だからこそ表現できる俳句というかたち。そして、日本語を母国語として形成された耳と脳を持つ私たちは、この短い「詩」で表現される言葉の響きから、日常のおかしみに共感したり、宇宙の広がりまでも感じ取ることができる。これってすごいことだ。

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