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俳句の宇宙 中公文庫

長谷川櫂

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122058149
ISBN 10 : 4122058147
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan

Content Description

日常から自然が失われていく時代に、季語は生きていけるのだろうか。俳句は、実感豊かな言葉たりうるのだろうか。実作者ならではの視点で、十七文字という短い言葉以前に成立する「場」に注目した、現代俳句を考える上で欠くことができない記念碑的著作。サントリー学芸賞受賞作待望の文庫化。

目次 : 序章 自然について/ 第1章 季語について/ 第2章 俳句性について/ 第3章 「いきおい」について/ 第4章 間について/ 第5章 忌日について/ 第6章 都市について/ 第7章 宇宙について

【著者紹介】
長谷川櫂 : 1954(昭和29)年生まれ。俳人。朝日俳壇選者、季語と歳時記の会(きごさい)代表、俳句結社「古志」前主宰。『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞、句集『虚空』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けいた@読書中はお静かに

    ナツメ書店での読書会の課題本。俳句とは『場』という共通のイメージが背景として成り立つ芸術。その役割を季語が担っている。普段は俳句を全く詠まないし、触れることもありませんが、周りの参加者と話をすることで俳句に興味を持つことが出来ました。

  • fishdeleuze

    わずか十七文字の芸術である俳句は、その形式を保つために、句を成り立たせている背景すなわち共通前提が必要である。それを筆者は「場」と呼ぶ。逆に場があったからこそ俳句は十七文字になったのだ。そしてその場にアクセスするための鍵は季語である。本書は場についての論考である。場とは何か、そして場を失った時代に、作者は句を誰に向けてどのように作るのか。読者は、どう読んでいけばいいのか。句を詠む(読む)ことは、人だけではなく自然や死者などなんらかとのコミュニケーションの希求だろうから、俳句論を超えて思いは広がる。

  • tom

    サントリー賞受賞とあったものだから、気になって手に取る。でも、私には難しすぎる。俳句を詠む人よりも、作る人に値打ちのある本かもしれない。

  • Eiko

    難しくて解らん!「切れ」「間」「場」「不易流行」『古池や蛙飛びこむ水のおと』歳時記にしがみついていても、できないものはできない。長谷川櫂の本を読んでも、できないものはできない。降りてくるのを待っていると、なかなかできない。やれやれ、大変な世界をのぞき込んじゃったなと、暫し佇む・・・

  • Asako Nakamura

    作者の俳句への愛がひたひた感じられて良かったです。場から宇宙まで、俳句ってすごい。

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