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ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

長谷川和夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046044990
ISBN 10 : 4046044993
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

予防策や歴史的経緯から、社会・医療が果たす役割まで、認知症のすべてがここにある。「長谷川式スケール」開発者の眼にはいま、どんな世界が映っているのか?自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言。

目次 : 第1章 認知症になったボク/ 第2章 認知症とは何か/ 第3章 認知症になってわかったこと/ 第4章 「長谷川式スケール」開発秘話/ 第5章 認知症の歴史/ 第6章 社会は、医療は何ができるか/ 第7章 日本人に伝えたい遺言

【著者紹介】
長谷川和夫 : 1929年愛知県生まれ。53年、東京慈恵会医科大学卒業。74年、診断の物差しとなる「長谷川式簡易知能評価スケール」を公表(改訂版は91年公表)。89年、日本で初の国際老年精神医学会を開催。2004年、「痴呆」から「認知症」に用語を変更した厚生労働省の検討会の委員。「パーソン・センタード・ケア(その人中心のケア)」を普及し、認知症医療だけでなくケアの第一人者としても知られる。現在、認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長、聖マリアンナ医科大学名誉教授

猪熊律子 : 読売新聞東京本社編集委員。1985年4月、読売新聞社入社。2014年9月、社会保障部長、17年9月、編集委員。専門は社会保障。98〜99年、フルブライト奨学生兼読売新聞社海外留学生としてアメリカに留学。スタンフォード大学のジャーナリスト向けプログラム「John S.Knight Journalism Fellowships at Stanford」修了。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆいまある

    誰もが知っている認知症の検査、長谷川式を作った精神科医が、自身の認知症を告白し、半生を語る。え、小説、と思うような美しい文章だが、読売新聞の編集委員と二人三脚で書かれたものとのこと。治療法のない病気は大抵の医者が匙を投げる。だが長谷川先生は「痴呆」と呼ばれ閉じ込められていた人たちを「認知症」と呼び換え、尊厳ある人間であると定義し直し、介護保険の導入などに人生を費やした。偉人ってこういう人を言うのか。精神科医って素晴らしい。泣かないように我慢したけど無理だった。これから精神科医を目指す人にも読んで欲しい。

  • いつでも母さん

    独居の母の物忘れ外来を受診し『長谷川式認知症スケール』なるものを初めて知った。先月NHKスペシャルを観てそれから本書を手に取った。診る側から看られる側にもなった長谷川先生そしてご家族。誰もが同じタイプ、同じ症状とは限らない。「私はならない!」と断言もできない。認知症について正確な知識、接し方を知って欲しかったと仰る。認知症は「暮らしの障害」だと言う。確かに母を思うと頷ける。『認知症だからと本人を置いてきぼり』にしないでと・・あゝ、反省する事が多々ある(汗)なのに私はすぐ忘れてしまう。もはや私も認知症?

  • trazom

    高齢の母の様子がおかしくなって連れていった病院で母が受けたテストが「長谷川式簡易知能評価スケール」。その時、初めて、「認知症界のレジェンド」である長谷川和夫先生の名を知った。その長谷川先生90歳で、ご自身が認知症になってから綴られた一冊。有吉佐和子さんが「恍惚の人」で問題提起した痴呆が認知症と名を改める歴史とともに、Person-centered Careという考え方の下に、本人の尊厳を尊重することの大切さを学ぶ。文章の語り口は、信仰に支えられて生きてこられた温かさに溢れていて、心に深く沁み込む。

  • 真香@ゆるゆるペース

    図書館本。最近、私の85歳の祖母が元々の天然っぷりに輪をかけたような感じなので、もしや?と密かに認知症の心配をしていて、読むことに。認知機能の簡易検査「長谷川式スケール」を開発し、権威として長年認知症医療に携わってきた長谷川和夫医師は、自らも認知症を発症。医師と患者両方の立場からの貴重な話が綴られている。言葉の一つひとつに重みがあり、どの話も大変勉強になった。ポイントは、患者を子供扱いせず、物事を決める時は置いてきぼりにしないこと。もし祖母もその時が来たら、本書の内容を意識して接するようにしたいなと思う。

  • kou

    認知症の分野において、ここまで尽力し社会貢献してきた人はいないと思う。それだけに、発言一つ一つが重く心に染み渡るようだった。この本を読む人が増えれば増えるほど、認知症の方が安心して過ごせる環境作りの理解が広がっていくと思う。

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