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空舟 北町奉行所捕物控

長谷川卓

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758432566
ISBN 10 : 4758432562
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2006
Japan

Content Description

京、尾張、駿河と殺しを続ける、通称「絵師」と呼ばれる男が江戸に潜入した。臨時廻り同心・鷲津軍兵衛は、最古参の与力・嶋村の命を受けて、駿河本町奉行所から「絵師」を追ってきた同心の西ヶ谷の力添えをすることとなった。「絵師」とは、知り合ってから殺すまでの間、殺す相手の似顔絵を描き続け、絵の完成とともに殺すことから名付けられたのだという。謎の男「絵師」の正体とは果たして誰なのか?軍兵衛の必死の探索が始まるのだが…。北町奉行所シリーズ、好評の第三弾。

【著者紹介】
長谷川卓 : 1949年、神奈川県小田原市生まれ。現在、静岡県清水市在住。73年、早稲田大学大学院文学研究科(演劇専攻)修士課程修了。80年、「昼と夜」で群像新人文学賞を受賞。81年、「百舌が啼いてから」で芥川賞候補となる。2000年、『血路―南稜七ツ家秘録』で第2回角川春樹小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • せぴあ

    おもしろかった。「絵師」は、思いがけない人物だった。よく見破ったなあ。軍兵衛と島村の会話がいい。「ワシの家はその方の子女の一時預かり所ではない」の言葉に笑った。軍兵衛はあまり剣は得意ではなさそうだが、今回の立会いはかっこよかった。でも武士って、そんなに殺気を出したり引っ込めたりできるものなのかね?下っ引きの名前多くて覚えられない。この本こんなに面白いのに、あまり読まれていないのね。

  • ベルるるる

    主人公の同心だけでなく、その仲間の同心、そしてそれぞれの下に付いている岡っ引きや下っぴきの動きや心情、そして信条までもが描かれている。本当に面白いシリーズ。上役の与力の島村が、軍兵衛に女の子を次々と預けられても、それを喜んで引き受けている所が微笑ましい。 

  • ひかつば@呑ん読会堪能中

    第3弾は再び火盗の長官が絡む話。与力の島村以下、手先まで奉行所のチームワークのよさが目立ってきた。軍兵衛の息子の淡い恋の新たな展開や、新米手先の成長過程を見せてくれるなどシリーズとしても楽しめる。これは当分続きを探しまくりですな。

  • 文句有蔵

    例繰方という職掌については、以前佐藤雅美の「物書き同心シリーズ」を読んでいたので少しばかり先入観があったけれど、この「北町奉行シリーズ」の例繰方は凄腕だ。いや、紋蔵さんも辣腕だったけれど、その値打ちが一部の人にしか評価されていなかった。が、こちらの宮脇信佐衛門は誰しもが認める敏腕。皆からその偉大なる頭脳を頼りにされている。そこが読んでいて小気味いい。三廻りや与力だけが奉行所の花形ではなく、文書管理という裏方無くして捕物は出来ぬ、というところが快なる哉、なのだ。蛇骨の親分の「意地でも」もカッコいい☆

  • 長くつしたのピッピ

    今回も用心棒との一騎打ち。飄々としているようで、なかなかの手練れの軍兵衛にはらはらしながらも息をつめて読み進めてしまう。下っ引きの面々の個性が際立ってきて読んでいて痛快だった。周りの人に対するは配慮が気持ちいい。

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