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ISBN 10 : 4758441197
Content Description
天文十九年(一五五〇)、武田晴信(後の信玄)が北信濃の村上義清の戸石城に侵攻。しかし、攻めきれずに退却することに。徒士兵の雨宮左兵衛と、その小者の半助は殿の一員として戦うが、味方は総崩れとなる。北信濃の地に取り残された二人は落ち武者狩りの追手を振り切り、ひたすら味方の地を目指して山野を駆けずり回る。傷を負った佐兵衛を背負い、「何としても奥様の元に旦那様を連れて帰るだ」、その思いだけを支えに奮闘する半助。全知全能を懸けて逃げる、もののふの物語。壮絶な負け戦さ「砥石(戸石)崩れ」からの逃亡を小者の視点で描く。
【著者紹介】
長谷川卓 : 1949年、神奈川県小田原市生まれ。73年、早稲田大学大学院文学研究科“演劇専攻”修士課程修了。80年、「昼と夜」で群像新人文学賞を受賞。81年、「百舌が啼いてから」で芥川賞候補となる。2000年、『血路―南稜七ツ家秘録』で第2回角川春樹小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2018/01/28
baba
読了日:2017/11/01
スー
読了日:2021/04/14
YONDA
読了日:2020/01/17
Bibliobibuli
読了日:2017/09/30
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