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教育勅語の戦後

長谷川亮一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768479735
ISBN 10 : 4768479731
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

口語訳は“誤訳”だらけ!?「朕」、「我ガ臣民」、「国体」、「天壌無窮ノ皇運」、等々はどこへいった?戦後つくられた「教育勅語」のさまざまな口語訳を徹底比較。誤訳の来歴を明らかにする他に類を見ない「教育勅語」史。

目次 : 第1章 教育勅語とは?(教育勅語を賛美する人々/ 教育勅語と国体論 ほか)/ 第2章 教育勅語とその口語訳を読む(教育勅語の読解にあたって/ 凡例 ほか)/ 第3章 「国民道徳協会訳」の来歴と流布(佐々木盛雄と国民道徳協会/ 神社界の教育勅語キャンペーン ほか)/ 第4章 教育勅語の失効をめぐって(教育勅語が失効するまで/ 失効をめぐるいくつかの問題)/ 第5章 「教育勅語的なるもの」への欲望(教育宣言制定論の歴史/ 教育勅語の幻想と実像)

【著者紹介】
長谷川亮一 : 1977年千葉県生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科(日本研究専攻)修了、博士(文学)。日本近現代史専攻。現在、千葉大学大学院人文公共学府特別研究員、東邦大学薬学部・千葉大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • katoyann

    大日本帝国における明治天皇が臣民に下賜した徳目である教育勅語を称揚する言説に注目した歴史学の研究書。軍人勅諭が自由民権運動を抑圧する目的で作られたという歴史的な文脈に教育勅語が置かれているという構図を知ると、勅語は自由や個の尊重とは真逆の精神から成り立っていることが分かる。終戦後に勅語を持て囃す言説を読むと、誤訳が散見され、特に「義勇公ニ奉シ」の箇所が戦争の文脈から切り離されているために訳が分からなくなっているという。要は権威に従順な国民を作りたいという欲望に動機づけられて、勅語を礼賛しているとする。

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