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民主主義とは何なのか 文春新書

長谷川三千子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166601912
ISBN 10 : 4166601911
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

誰もがデモクラシーを「よい」ものとして疑わないが、18世紀末に近代民主主義が発明されて200年余り、世界の人々はその正体から目をそむけ続けてきたのではないか。民主主義を根底から検証する本格的論考。

【著者紹介】
長谷川三千子 : 昭和21(1946)年東京都生まれ。東京大学文学部哲学科卒。同大大学院博士課程修了。現在、埼玉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 南北

    デモクラシーを「いかがわしい言葉」と指摘し、人権を「インチキとごまかしの産物」とするなど刺激の強い本ではあるが、民主主義について考え直してみようとする人たちには有用な1冊であり、刊行から20年以上経過した現在ではある種の古典とも言える本である。現代のさまざまな問題はポリティカル・コレクトネスやいわゆる「人権問題」など、民主主義と密接な関わりを持つものが多く、民主主義をよい制度だと思っているだけでは民主主義を守ることはできないと感じた。

  • JUN

    民主主義の起源などに迫ってなかなか面白かった。近代民主主義の歴史は、まだ浅い。これからも、より良く変化していくんだろうな。

  • ギルヲ

    今はどうか知りませんが、わたしは、民主主義はとっても良いものという教育を受けた世代なので、民主主義の悪弊や人権の正体について考察されたこの本はなかなか衝撃的。漠然と感じていた「民主主義はそんなに良いものなのか?」という疑問にひとつの答えを示してくれる本でもあります。ただねー、受験勉強の忘却の彼方にあったホッブスやらロックやら、まー完全なお勉強本なので、読むのがしんどかったです。馬鹿なりに頑張りました(笑)

  • しろくまZ

    「国民主権」や「人権」という言葉を聞くと、一般的には思考停止になり、無条件に結構な概念だと認識しがちだが、著者は古代ギリシア、ホッブス、ロックらの思想家やフランス革命、アメリカ独立宣言などに言及しながら、それらを再考し、民主主義そのものに対する疑念、反対の意などを表明している。民主主義は克服すべきものだとのこと。後半部分、特にボロクソに書いているロックの思想に関して、もう少し詳しく説明して欲しかったかな。

  • かに

    デモクラシーは時に暴力的なものになる。人権や自由を求めた革命により、多くの血が流れる。革命に「絶対的恣意的権力からの自由」という大義名分が与えられると、革命は正当化される。 「人権」とは人間が人間である限りにおいて持っているかけがえのない価値のこと。だとすれば、「人権」尊重におけるもっとも大切なことは自己修養にはげむことである。人権を損なうのはその人自身であることが多いから。しかし、実際の活動はデモクラシーというイデオロギーになり、自己修養には向かず、悪玉を作り出し、非難しているにすぎない。

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