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この世は生きる価値がある Teens' Best Selections

長谷川まりる

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591186510
ISBN 10 : 4591186512
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

生きることの素晴らしさを斬新な視点で描く、野間児童文芸賞著者新作!

「どうしても、一度、生きてみたいと思ったんだ」

主人公は、人間の世界を知らない「魂」。
ある時、ある中学2年生男子の体に飛び込み、季節がひとめぐりする間だけその子として生きることになる。
聞いて憧れていた世界で、最初は見ること、やること、すべてがキラキラしていたけれど、やがて人と交わるうちに、どうしようもできない苦しい気持ちにも襲われ──。

悩みや痛みに苦しんでも、生きたいと思える日常があることが感動とともに伝わってくる、新しい切り口で青春を描いた物語。

【著者紹介】
長谷川まりる : 長野県生まれ東京都育ち。『お絵かき禁止の国』で講談社児童文学新人賞佳作、『かすみ川の人魚』で日本児童文学者協会新人賞、『杉森くんを殺すには』で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えんちゃん

    「杉村くんを殺・・・」では、現代子供たちの心の悲鳴を気付かせてくれたまりるさん。今作品では、ファンタジーと仏教の概念を融合させ、「生きるということ」を問う物語。死んだ中学生の身体に憑依した別の「魂」は、生きる喜びと悲しみを経験する。絶対生きないとだめなの?わからない。死んでもいいの?わからない。でもやっぱり生きて欲しい。そんなことしか言えない自分がもどかしい。

  • もちこ

    主人公はいったい何者? 天山ってどんな少年だったの? これからどうなるの? ?マークだらけで物語が進んでいくから、先が気になって仕方ない! 結果、一気読みでした。 全ての謎が解けるのは、最後の最後。 それまで興味を惹きつけて離さない、著者のストーリー運びの上手さに感服。 章立ても粋な演出があって、よかった!

  • まる子

    インフルエンザで死んだ(はず)の、絶賛反抗期真っ只中の中学生・天山の体に「名無しの魂」が入って生き返った?!これは、人間として生きる事を望みながらも、ある理由によりそれが叶わない「魂」の物語。でいいのかな?人は生きていれば必ず苦しく、辛い、死んでしまいたいと一度は思のではないだろうか。それでも、天山に乗り移って生きる「魂」は「ほんのかすかな、小さな幸せ」を信じてキツネに懇願した。さて、「魂」は天上に帰るのか。地上の人となるのか。著者まりるさんは「誰にでも生きる権利や価値がある」事を伝えたかったのでは。

  • 信兵衛

    本ストーリーの中で、いつのまにか魂が、見事な成長を遂げている処が楽しい。しかもしたたかに。 児童向けですけれど、大人が読んでも十分に感動できる作品。 お薦めです。

  • toshi

    設定が良く分からないままに物語が進んでいくので、取り残されたような感じになる。 読みながら徐々に思い描いていた通りの設定だったことが最後に明らかになるけれど、もっと早い段階で種明かしが有った方が読み易かったかな。。 想定通りの展開と結末だったけれど、翌日の状況も書いて欲しかった。 伏線を綺麗に回収したプロローグは上手い!!

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