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一日の終わりの詩集 ハルキ文庫

長田弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758444347
ISBN 10 : 475844434X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

「こんにちは、と言う。ありがとう、と言う。結局、人生で言えることはそれだけだ。」(「言葉」より)「言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく、魂を温めるように。」(「魂は」より)など、ひとりの静かな時間に、心に深く染み入る珠玉の言葉の数々。ロングセラー『食卓一期一会』『深呼吸の必要』に、続く待望の文庫化。閉塞感にみち、言葉の信頼が落ちてしまった今こそ、多くの方に贈りたい。

目次 : いま、ここに在ること(人生の材料/ 記憶/ 深切 ほか)/ マイ・オールドメン(緑雨のふふん/ 露伴先生いわく ほか)/ 一日の終わりの詩(午後の透明さについて/ 朱鷺/ 新聞を読む人 ほか)

【著者紹介】
長田弘 : 1939‐2015年。福島市に生まれる。25歳のとき詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さゆ

    著者によれば、一日という単位は人生において大切な単位なのだという。過去というと、それはもはや整理された記憶でしかなく、余りに遠いことで嘘のようにも感じられることがある。しかし、一日とは思い出せる限りの情報の過多さ、混沌さ、でありながら誠の真実さがある。眠りにつく前の確かに生きた証拠がそこにはある。一日という言葉の暖かい深みを感じられる詩集。

  • PEN-F

    詩って不思議なものだなと思う。答えを示唆してくれているような気もすれば、常に問いを投げかけられているかのような気もする。自分自身とちゃんと向き合っているのか?…と。考えるという行為が答えそのものなのかな。知識ではなく知恵。知識は答えを生まないが知恵は答えそのものなのだから。

  • taraimo

    『空の下』の“独りでいることができなくてはいけない”が反芻します。豊富な情報から離れ、独りになって、そっと聴こえるものや見えるものから、本質に触れたくなります。生きた証を残そうと考えがちだけれど、『経歴』の“跡形もなく、生きること”の潔さにハッとし、『老年』の“近しくなる遠い時間”と“上手に死ぬこと”は、終活で向き合う課題かな。繰りかえし引く辞書、鉛筆、消しゴム……懐かしい道具、語らないものらの言葉、無くなったものへの敬意、心のフックに掛った多くの言葉は、口にするよりも温め続けるものかもしれません。

  • HaruNuevo

    一日の終わり、すなわち人生の黄昏。この詩集「紡がれた言葉は、歳を重ねた人ほど響くのかもしれない。 この詩集も、自分にとっては大切な読書体験になった。

  • だのん

    普段は読まない詩を毎日少しづつ読んでみました。なんとなくいいなと思う言葉があったり、よくわからない表現があったり、ふわっとした気分になります。これからも詩に触れていきたいと思いました。

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