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アンダードッグス

長浦京

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041091395
ISBN 10 : 404109139X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

裏金作りに巻き込まれ全てを失った元官僚の古葉慶太は、イタリア人大富豪に世界を揺るがす計画を託される。それは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちとチームを組み、香港の銀行地下に隠された国家機密を奪取するというものだった―。敵は大国、狙うは国家機密!1997年、返還前夜の香港で、負け犬たちの逆襲が始まる。超弩級ミステリー巨編!

【著者紹介】
長浦京 : 1967年埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。出版社勤務、音楽ライターなどを経て放送作家に。その後、指定難病にかかり闘病生活に入る。2011年、退院後に初めて書き上げた『赤刃』で、第6回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。17年、デビュー2作目となる『リボルバー・リリー』で第19回大藪春彦賞を受賞。19年、3作目『マーダーズ』で第2回細谷正充賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    タイトルからは、負け犬軍団が力を合わせて権力に一矢報いるような物語をイメージ。実際はそんな単純な話ではなく、虚実入り乱れ、誰が仲間で誰が裏切り者なのか、凄いスピードで二転三転。展開が早すぎて薄っぺらくなってしまった部分もあり、主人公古葉の有能さが際立つというより、あまりにも都合が良いと感じさせる点が多い。勢い重視だと割り切ってしまえば間違いなく楽しく、一気読みしてしまうような魅力ある作品。『プリンシバル』に続いて二作目であったが、他作品への興味はかなり増してきている。とりあえず『赤刃』を即ネット購入。

  • starbro

    直木賞候補作(既読3/6)&このミス5位ということで期待して読みました。長浦 京、初読です。雰囲気やスケールは好いですが、リアリティ&面白みに欠け、思ったほど楽しめませんでした。残念! https://www.kadokawa.co.jp/topics/4701

  • しんたろー

    元官僚・古葉を主人公にして1997年返還時の香港を舞台に「負け犬軍団」のスパイアクション。数ヶ国の陰謀が渦巻く戦いなのに、ど素人の古葉が核なのが面白いし、敵味方が二転三転するので一瞬たりとも気が抜けない。主人公に感情移入できるのも良いが、周囲が描き切れていないのが残念!魅力的なキャラが多いのだから、あと数十ページ足して各人を掘り下げれば凄い傑作になったと思う。それでも、ハリウッド映画のようなド派手なアクション満載で、合間に挿入される現代パートで哀愁を漂わす構成の巧さで、完成度高い佳作。#ニコカド2020

  • 海猫

    メインの内容は返還前の香港を舞台に、銀行地下に隠された国家機密をチームを組んで奪取する話。イギリス、アメリカ、ロシア、中国のエージェントが入り乱れ、誰が敵か味方かがわからず、展開は常に予想を裏切る。暴力がきつい内容で人死が多い。が、主役の古葉は元官僚に過ぎず、タフガイではない。そんな彼が、弱者ならではの観察力と警戒心で、なんとか立ち回り、主導権を取っていくのが面白い。窮鼠猫を噛むがごとき痛快さ。緊張感薄れないままに、終盤では怒涛のアクションシーンに雪崩込む。捨て石にされた負け犬の、反骨の行動も読みどころ。

  • いつでも母さん

    こんなに人が殺されてもいいのでしょうか?負け犬?いえいえ、生き抜いた古葉は最強です!私には1997年の流れがこれでもかというほどエージェントの思惑が入り乱れてなかなか進まず、2018年瑛美の話も真実にたどり着くまで、正直ここまで動かされるのねって感じだった。カタカナに香港が舞台のエンターテインメント。映像化に向いている気がした本作。読み友さん高評価で、よく練られているとは思うものの私には…だった(汗)が感じ方はそれぞれで、これもまた読書の面白さかと。

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