Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ミライ

  読了日：2022/03/04

  最新科学を基に、日本の誕生や皇室のルーツを明らかにした一冊、著者は長浜浩明さん。日本人とその他民族のDNAを解析したり、古事記や日本書紀などの日本の古くからの歴史書を基に、古代専門家の古代史論のウソを徹底的に検証する。日本の初代天皇である神武天皇の行った神武東征が実際に行われていたことを、数々のデータを解析して証明しており、なかなか興味深い一冊だった。第二次世界大戦後の日本の歴史教育に一石を投じた作品であり、日本の古代の歴史が好きな人にオススメ。

• まあさん

  読了日：2022/12/29

  日本人はどこから来たのか？ 科学的な根拠をもとに教科書的な知識を覆す一冊になっています。また、日本書紀の読み解きも非常に面白い。

• 斜めに構えた太鼓持ち

  読了日：2024/07/03

  市井の研究者が頑張って日本人のルーツに纏わる通説に一つ一つデータや推論を提示して反論していくという、「研究論文の書き方」の一つのお手本というより雛形みたいな本。魏志倭人伝の記述を一刀両断する長浜氏の筆は冴え渡っている。ただ問題は、ここに示された主張をアカデミックな大学研究の立場からどう扱うかということ。もっとも、尖閣諸島について中国寄りな見解を示してあちらから表彰される井上清みたいな人もゴロゴロいるから、アカデミズムに全幅の信頼は置けないのだけれど。これが黙殺されるようでは、アカデミズムは暗い。

• にし

  読了日：2022/07/19

  勉強になった。魏志倭人伝にいう倭人の刺入れ墨が邪馬台国論争、邪馬台国は大和朝廷なのか論争に大きな役割を果たすというのが面白かった。ただ私は地理学に疎いので、大阪平野の発達史などの章はかなり難しく感じられよく理解できなかった。 そして最後の章では戦後の検閲自虐史観について語られており、現在の日本の古代史学会が記紀否定ありきでいることに驚愕と怒りを覚えた。

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