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社会を変える教育citizenshipeducation 英国のシティズンシップ教育とクリック・レポートから キーステージ21ソーシャルブックス

長沼豊

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904933015
ISBN 10 : 490493301X
Format
Books
Release Date
September/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2002年に英国で導入されたシティズンシップ教育が各国で話題を呼んでいる。地域社会の支え合いやボランティア活動などの社会参加、民主主義社会の有権者としての政治参加の知識と技能を育む教育カリキュラムである。バーナード・クリックを座長とした英国諮問委員会報告書「シティズンシップのための教育と学校で民主主義を学ぶために」を翻訳し、収録。本報告書を読み解き、英国のシティズンシップの教育と日本の公民教育を比較分析し、日本での導入の可能性について論考。公教育のありかたを問う一冊。

目次 : 第1編 現下の教育課題とシティズンシップ教育(教育をめぐる現代的課題とシティズンシップ/ 社会参加・政治参加としてのシティズンシップ教育)/ 第2編 わが国におけるCitizenship Educationの導入の可能性について―英国の事例との比較分析から(社会の変化と日本の教育における状況/ わが国における社会科の系譜とCitizenshipの教育をめぐる新しい動き/ 英国の教育改革とCitizenship Educationの導入過程 ほか)/ 第3編 シティズンシップのための教育と学校で民主主義を学ぶために(はじめに/ 提言/ 詳説)

【著者紹介】
長沼豊 : 学習院大学教授。高校・大学時代からボランティア活動にかかわり、学習院中等科教諭を経て1999年4月から学習院大学教職課程助教授。その後、准教授を経て2009年4月から現職。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。ボランティア学習、市民教育、特別活動、数学教育を中心に研究を進める。日本特別活動学会副会長、日本ボランティア学習協会常任理事などを務める

大久保正弘 : シティズンシップ教育推進ネット代表、株式会社キーステージ21代表取締役。埼玉大学講師。東京学芸大学教育学部卒。法政大学大学院政策科学研究科修了。予備校講師、検定教科書編集者、政党シンクタンク研究員等を経て、現職。研究領域は、教科教育、問題解決論、公共政策(地域・コミュニティ政策、地方自治、福祉・社会保障)など

バーナード・クリック : 1929年‐2008年。英国の政治学者:シェフィールド大学教授を経て、ロンドン大学名誉教授。ブレア政権時に、シティズンシップ教育に関する諮問委員会の委員長を務めた

鈴木崇弘 : 城西国際大学国際アドミニストレーション専攻客員教授。宇都宮市生まれ。東京大学法学部卒。マラヤ大学、イースト・ウエスト・センターやハワイ大学大学院等に留学。総合研究開発機構、東京財団研究事業部長、大阪大学特任教授、「シンクタンク2005・日本」事務局長などを経て現職。朝日新聞WEBRONZAのレギュラー論者なども兼務

由井一成 : 日本女子大学附属高等学校外国語科専任教諭。学習院大学法学部卒。学習院大学法学研究科法律学専攻博士前期課程修了。Vancouver Community Collegeにて、TESOL Diplomaを取得。サイモン・フレーザー大学、ブリティッシュ・コロンビア大学に留学。駒込学園嘱託教諭を経て現職。一般財団法人語学教育研究所第26研究グループ(中学高校英語教育)主任。中学・高校の英語教育を対象に、授業ビデオを通して「指導法」や「教材」を検討し、よりよい授業を目指すための研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    シティズンシップ教育。市民の意味は多義的で、公民と言われることもしばしばである(22ページ)。公民は中学校の社会科の科目名で、高校でも公民の中に政治経済や倫理、現代社会が存在する。社会へ自発的に参加し、社会を支えていく市民という位置づけがシティズンシップ教育である(66−67ページ)。こうした教育は英国からやってきた。日本社会でも、いじめとか言っている場合ではなくて、市民の育成を急ぐ必要がある。そうでないと、NEETやひきこもり、いじめはなくならない。市民社会とは、個性を尊重して、共通の目標を達成する。

  • Masakazu Fujino

    2002年、英国では「Citizenship」が中等教育にナショナル・カリキュラムとして導入された。この本は1998年にシティズンシップ教育のための諮問委員会が発表し、Citizenship実践の基となった「Education for citizenship and the teaching of democracy in schools」(通称:クリック・レポート)を全訳したものと、日本におけるシティズンシップ教育の可能性について論じたもの。政治的リテラシー(政治的判断能力)の向上、鍵は「争点を知る」

  • さーもんマヨ

    C 一章しか読んでないが、論旨に説得力がない。強引に言いたい方向に結びつけているだけに見える。よくこれで教授やってるな〜。

  • すぐる

  • 社会的、政治的、道徳的責任を持つようにするcitizenship education。 civil educationは愛国主義的なものなのに対してcitizenshipはより政治参加や自分で物事を考える意識を持つ教育のよう。フェアトレードについてや難民について児童労働について中学くらいで学び地域のNPOとの関わりの中で自分の出来ることを考えるようになるのはいい気がする。カリキュラムが載っていたのはよい。日英比較の章までがよかった。

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