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張騫とシルクーロード 新・人と歴史拡大版 新訂版

長沢和俊

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784389441128
ISBN 10 : 4389441124
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アジアとヨーロッパを結ぶ中央アジアの横断路―それがシルク‐ロードである。それは砂漠や高山や氷河をこえる長い険しい道だが、太古から東西文化の交流の道として栄えてきた。そこには、多くの冒険と夢とロマンがあった。本書は、この夢幻の道シルク‐ロードを、はじめて打開した張騫が、いかに粒々辛苦したか、漢の武帝以来、いかに多くの人々がシルク‐ロードの維持と経営に苦心したか、また、この交通路をめぐって、いかに華やかな東西文化の交流が行なわれたかを、幾多の事件、エピソードとともに、興味深く物語っている。

目次 : 1 シルク‐ロードの夜明け(シルク‐ロードとは/ 早く開けた西アジア/ 謎を秘めたセリカの国/ 匈奴と漢)/ 2 張騫の登場(アジアのコロンブス/ 西トルキスタンの国々/ 西南ルートの開拓)/ 3 シルク‐ロードの開花(匈奴と烏孫/ 張騫の第三次遣使/ 西域貿易の開始/ 西域貿易の繁栄)/ 4 漢の西域進出(西トルキスタンへの進出/ 漢の中央アジア支配/ 漢代のシルクロード)/ 5 東西文化の交流(シルク‐ロードの変遷/ 東西文化の伝播・交流/ むすび)

【著者紹介】
長沢和俊 : 1928(昭和3)年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院博士課程修了。東海大学講師、鹿児島短期大学教授を経て、早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スプリント

    張騫の功績を中心ですが 前漢・後漢の西域政策を網羅しています。

  • ジュンジュン

    昔、旧版を読んだとき読み難い印象があったが、新訂版にあたる本書は読みやすく分かりやすかった。ただ、読後感は同じ。張騫に関する史料が乏しく、彼一人では一冊分は賄えず、退場(死去)の場面は本文の半分未満(101p)。張騫伝というよりは、彼を含めた漢代の西域政策の変遷といったと内容。

  • あらい/にったのひと

    原著は72年なのでなんとまあ50年前の本であります。この本自体は改訂版として17年に出てるので、一応新しい本ではあります。原著が72年なので議論の前提が戦前だったりして古さはあるものの、先に読んでる「大月氏」や「漢代以前のシルクロード」と重なるテーマなので、相互に補完し合う感じがあって良い。日本には馴染みのないオアシスに点在する中小国家をイメージするのに好適な本ですね。歴史だけでなく砂漠化した世界を描くファンタジー/SFをテーマにしたい方の勉強用にもいいかも。

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