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裁判官の爆笑お言葉集

長嶺超輝

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344980303
ISBN 10 : 4344980301
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2007
Japan

Content Description

裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけと思っていたら大間違い。1件でも多く判決を出すことが評価される世界で、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。

【著者紹介】
長嶺超輝 : 1975年長崎県生まれ。九州大学法学部を卒業後、弁護士を目指し、塾講師や家庭教師の指導と並行して司法試験を受験。七回の不合格を重ねて懲りる。現在はライター業の合間をぬって裁判傍聴に通う日々。2005年の最高裁判所裁判官国民審査では、対象となった裁判官六名の経歴や過去の発言、判決骨子をまとめたサイト「忘れられた一票」が各方面で大きな反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    どこが爆笑なのか?本当は裁判官が判決を出す際の懊悩も感じられるような深い本なのに、あまりにも内容に対していい加減なタイトルに憤りを覚える。しかし内容は一つ一つ考えて被告人に接しようとする裁判官の生の声が聞けて良かった。

  • zero1

    【君たちは産業廃棄物以下】や【わが子の顔を見て、二度と覚せい剤を使わないと誓えますか?】など。法廷は人間ドラマが凝縮された場所。そして裁判官も人間。だからこんなことを被告人に話したくなる。ただ判決後に控訴を勧めるなど【責任逃れ】と疑うような場合も。介護殺人については行政のあり方を厳しく批判。【交通事故裁判での、被害者の命の重みは、駅前で配られるポケットティッシュのように軽い】は大岡越前並みの名文句。「クリスマス・キャロル」やさだまさしの「償い」を知っているかなども。【爆笑】とあるが、深く考え泣ける。

  • きみたけ

    奥さまチョイスの本。タイトルに「爆笑」とあるけどそんなに大笑いするところはなく、でも裁判官の言葉に人情味を感じました。著者は司法試験に7回不合格した経験を持つフリーライターの長嶺超輝氏。無味乾燥な判決文を読み上げるだけのイメージを払拭し、ダジャレあり、ツッコミあり、説教ありの個性的な裁判官のお言葉を集めた語録集。2007年発刊。「人が人を裁く」とはどういうことなのか、民主主義国家における裁判とはどうあるべきなのか、将来もし自分が裁判員になったらどう振る舞うのか、いろいろ考えるきっかけになります。

  • ちーちゃん

    非常に面白かった!とは言っても、本の題名から想像出来るような、裁判官の言葉が支離滅裂で笑えるからと言う訳では決してありません。むしろ裁判官の言葉は非常に真面目で理路整然としていて、罪を犯した人に償って欲しいという想いで溢れています。どの様な犯罪が行われ、それに対して裁判官はどの様な判決を言い渡したのか。裁判官はどの様な発言をしたのか。著者の事件の解説と共にこれらの内容を読むのが楽しかったです。ひと口に裁判官と言っても、それぞれの性格や価値観の違いから来る特徴があり、その違いを見ていくのも興味深かったです。

  • mura_ユル活動

    リサイクル本。決して爆笑ではない。裁判官の異例なお言葉を著者長嶺さんが経緯や潮流含め解説をする。様々な刑事事件で下される判決、シリアス。情を出さない(出してはいけない)裁判官も人の子。覚えている事件の数々。池田小学校襲撃やサリン、和歌山カレー事件、姉歯構造偽装、芸能人の大麻まで。用語のコラムも、「被告人」と「被告」の違い。読み終わったら裁判がほんの少しわかるように。「泣かせますね、裁判長」の項が一番良かった。幼児虐待や心中は心がとても痛いし、兵庫県人工海浜陥没事件はある個人的な事情で、読むのつらい。

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