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オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識

長岡英

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784903951904
ISBN 10 : 4903951901
Format
Books
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
長岡英 ,  

Product Description

オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識
長岡 英 著

シンフォニーは開幕ベルの代わりだった!?────
交響曲やオーケストラの成り立ち、作曲家や楽器のトリビアなど、
西洋音楽史のトピックをわかりやすく解説。
オケ奏者とオケ・ファンに贈る
知って楽しい「クラシックの常識」案内!

オーケストラといえば交響曲、クラシック音楽では交響曲が一番重要という一般「常識」が成立したのは、いつ頃から?
音楽大学で西洋音楽史を教えるかたわらアマチュア・オーケストラでも演奏を続ける著者が、オーケストラや交響曲の成り立ちから、作曲家・楽器のトリビアなどを解説。
知っていると、もっとオーケストラが楽しくなる、西洋音楽史のコラム集。四六判・並製・カラー口絵4頁+224頁。

【目次】
はじめに クラシック音楽ファンの常識?

第1楽章 オーケストラといえば交響曲!?
 交響曲の成長期
 「交響曲」は開幕ベル
 何を聴きに行ったのか?
 「赤ちゃん交響曲」誕生まで
 交響曲? 協奏曲? サンフォニー・コンセルタント
 わくわくドキドキ、クレッシェンド
 流行音楽メヌエット
 独り立ちする「交響曲」

第2楽章 交響曲の成長
 モーツァルトが作った交響曲はいくつ?
 ハイドンの交響曲は106曲!
 旅によって成長したモーツァルト
 意外に几帳面だったモーツァルト
 音楽の商品価値
 愛の楽器 クラリネット
 交響曲の中の冗談
 神の楽器? トロンボーン
 幻想交響曲の衝撃
 演奏会用序曲と交響詩
 《新世界》と循環形式
 マーラーが目指したもの

第3楽章 オーケストラ誕生までのはるかな道
 西洋音楽史の時代区分
 オーケストラは「踊り場」だった!?
 音楽は数学だった!?
 1000年前の楽譜、ネウマ譜
 ドレミの元
 アルトは高い
 3分割から始まった!

第4楽章 バロック時代の常識!?
 いびつな真珠
 バロック時代はなぜ1750年までか?
 通奏低音って何?
 オーケストラの起源
 トリオはトリオじゃなかった?
 バロック・ピッチ(1)コーアトーン
 バロック・ピッチ(2)カンマートーン
 バロック・ピッチ(3)フランスの場合
 楽譜どおりに演奏しない場合 バロック音楽の付点リズム
 ヴィブラートは装飾音だった
 ヴィオラはえらい?

第5楽章 古今東西のオーケストラ奏者たち
 ホルン奏者が多い理由 《告別》の思い出
 音楽家は召使い ハイドンの場合
 エステルハージ宮廷楽士の給料
 フルートは持ち替えだった 2管編成完成まで
 奏者のやりくり 18世紀のオーケストラ
 楽器奏者が揃わないとき
 オーケストラの楽器配置
 やかましかった! 指揮者のお仕事
 オーケストラ演奏会のプログラム
 管弦楽団VS交響楽団
 未来のオーケストラ

【ケース・スタディー】
1 ベートーヴェン《運命》
 《運命》と呼ぶのは日本だけ⁉
 《運命》第1楽章はふりかけごはん
 《運命》全体もふりかけごはん?
 「掟破り」のベートーヴェン
 《運命》交響曲の初演

2 ベートーヴェン《第九》
 倍管は珍しくなかった 《第九》の初演(1)
 どこで弾いていたのか?
 ヴァイオリンの高音域を使わない理由
 練習は何回? 《第九》の初演(2)
 熱狂の理由 《第九》の初演(3)
 話すように歌うレチタティーヴォ
 《第九》とトルコ行進曲

おわりに なぜ「管弦打楽」と呼ばないのか?

【COLUMN】
楽しんで弾いていますか?
入退場も音楽的に
考えて弾いていますか?
本当は「ブラボー!」じゃない!
見る人は見ている

あとがき
主要参考文献
索引

【著者プロフィール】
長岡 英(ながおか・めぐみ)
千葉大学教育学部中学校教員養成課程、および東京藝術大学音楽学部楽理科卒、同大学院修士課程修了。ブランダイス大学大学院博士課程進学、2004年哲学博士号(音楽学)取得。2005年「ジョヴァンニ・アニムッチャのミサ曲」研究により第18回辻荘一・三浦アンナ記念学術奨励金受賞。
現在、電気通信大学、武蔵野音楽大学、上野学園大学非常勤講師。
専門はルネサンス時代のミサ曲。著書に『Guglielmo Gonzaga: Madrigali a cinque voci(Venice, 1583)』(共著、Garland)。訳書に『上手に歌うためのQ&A』(共訳、音楽之友社)。

Content Description

目次 : ・はじめに クラシック音楽ファンの常識? / ■第1楽章 オーケストラといえば交響曲!? / ■第2楽章 交響曲の成長 / ■第3楽章 オーケストラ誕生までのはるかな道 / ■第4楽章 バロック時代の常識!? / ■第5楽章 古今東西のオーケストラ奏者たち / ・ケーススタディー / ・おわりに なぜ「管弦打楽」と呼ばないのか? / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜交響曲やオーケストラの成り立ち、作曲家や楽器のトリビア / など西洋音楽史のトピックをわかりやすく解説。オケ奏者・ / オケファンに贈る知って楽しい「クラシックの常識」案内!〜

【著者紹介】
長岡英 : 千葉大学教育学部中学校教員養成課程、および東京藝術大学音楽学部楽理科卒、同大学院修士課程修了。ブランダイス大学大学院博士課程進学、2004年哲学博士号(音楽学)取得。2005年「ジョヴァンニ・アニムッチャのミサ曲」研究により第一八回辻荘一・三浦アンナ記念学術奨励金受賞。現在、電気通信大学、武蔵野音楽大学、上野学園大学非常勤講師。専門はルネサンス時代のミサ曲。聖光学院中学校・高等学校(横浜)関係者によるアマチュア・オーケストラ聖光学院管弦楽団でヴィオラを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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西洋音楽史といえば複雑です難しいという印...

投稿日:2021/04/24 (土)

西洋音楽史といえば複雑です難しいという印象がありましたが、こちらの本はコラムもあるのと要点がわかりやすく書かれているので、面白く知らないことばかりでしたが、自然と勉強になりました。

みやこ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふじ

    面白かった!知っていてオケにのると楽しいだろう話が沢山。音楽史の先生でありながらアマオケメンバーである作者によるウェブコラムが本になったもの。交響曲がメインとされる今の風潮が、たった100年そこいら、元々は開幕を表すベルがわりの序曲が成長したものとは。パート編成や調律のヘルツも、クラシックの長い歴史から見ると比較的最近の出来事とのことで目から鱗。知れば知るほど楽しさが増すのがクラシック。作者の奏者としてのコラムも面白かった。(アマオケへのダメ出しや、音を楽しむことについてなど)また音楽したいなぁ。

  • ニョンブーチョッパー

    ★★★★★ オケの活動期間中の方が内容が頭に入ってきそうなので音楽本を立て続けに読む。中高生のオケ向けのコラムが元になっているだけあって、とても読みやすくて、内容も面白い。難しすぎないし、適度な長さ出し、知らなかった内容もわりと書かれている。章末のアマオケ奏者に向けたエールのコラムも良い感じ。社会人オケの人も読むと良さそう。

  • おさと

    著者の目論見通り「へー!!」ってなりました。初めて知ったことがちらほら。楽器をやってても、こういうことって自分で知ろうとしないと知らないままだからなー。今更ながら面白かった。

  • あんさん

    何となくヴィオラに触れた記述が多いと思っていたら、著者は音楽学の博士でアマオケのヴィオラ奏者とのこと。色々勉強になりました。

  • yu

    「へえ」と思うことがたくさんあった。文体も読みやすく、気軽に読める部分がほとんどだが、エステルハージ家に仕えた楽士たちの給料に言及するなど少し専門的な部分もあり、楽しめた。

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