Books

血縁

長岡弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087710687
ISBN 10 : 4087710688
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan

Content Description

誰かに思われることで起きてしまう犯罪。誰かを思うことで救える罪。

コンビニの店長が男にナイフを突きつけられる中、電話の音が響いた。【でていいか】店長の差し出したメモを見ても、男は何も答えなかった――「文字盤」
父親の介護に疲れた姉は七年ぶりに妹と再会し、昔交わしたある約束を思いだす。親を思う姉妹の気持ちの行方は――「苦いカクテル」
自首という言葉を聞くと、芹沢の頭をあの出来事がよぎる。刑務官が押さなければならない、死刑執行の三つのボタン――「ラストストロー」

ほか、七つの短編を通して、人生の機微を穿つ。
バラエティに富んだ、長岡ミステリの新機軸。

【著者略歴】
長岡弘樹(ながおか・ひろき)
1969年山形県生まれ。筑波大学卒業。
2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位に選ばれた。著書に『線の波紋』『群青のタンデム』『赤い刻印』『白衣の嘘』『時が見下ろす町』などがある。

【著者紹介】
長岡弘樹 : 1969年山形県生まれ。筑波大学卒業。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    長岡弘樹は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れてようやく読めました。血縁に纏わるイヤミス的短編集、一気読みしました。オススメは中編のボリュームのある表題作『血縁』です。姉妹間のドロドロとした確執は大変恐ろしいかも知れません。

  • しんたろー

    長岡さん9冊目。『傍聞き』『教場』で筆力の高さに驚いて ファンになって以来、物足りなく感じた作品が多いのも正直ところ……今回の7つの短編集は当たりだった♪切れ味鋭い ミステリに、丁度良い塩梅の情感が味付けされている。人生 の皮肉な巡り合わせ、人間の闇や優しさを上手に絡めている のがニクイ。一語一行でも見逃すと動機や理屈が判り難く なるので両刃の剣だが、研ぎ澄まされた文章は緊張感を産んで、本作には効果的だった。特に『文字盤』『オンブタイ』『ラストストロー』3作が好みで、今後も期待したい作家さんだと思う。

  • ナイスネイチャ

    図書館本。血縁関係が近い登場人物の殺人事件がほとんどの短編集。短編集でここまでゾクッとする感じは凄いの一言。苦いカクテルが一番印象的。

  • おしゃべりメガネ

    相変わらずお見事!としか言い様のない長岡さんの短編集です。長編をかきあげることももちろん素晴らしい才能だと思いますが、限られた頁数の中にこれほどまで読み手をひきつける作者さんの筆力、ホントにハンパないです。短編の名手は数多くいらっしゃるかと思いますが、やはり長岡さんのキレ味は他の追随を許さず、まったく寄せ付けない感じがします。ミステリーが軸になってますが、ある意味ホラー要素の強い作品もあり、幅広い読者層に楽しんでもらえるのではないかなと。読み進めていくうちにジワジワとくる'重さ'にすっかりハマります。

  • takaC

    最終話を除いて全話「血縁」縛り。発表は数年に渡っているけど元からこの一冊にまとめるつもだったんだろうか。だとするとずいぶん長期構想なのね。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items