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教場x 刑事指導官・風間公親

長岡弘樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093866156
ISBN 10 : 4093866155
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

二度のSPドラマ化で熱狂!「教場」最新作

●第1話 硝薬の裁き
益野紳佑の妻才佳は、半年前、車にはねられ亡くなった。事故の唯一の目撃者は娘の麗馨だった。警察は幼い麗馨の証言を採用せず、犯人とされた男は不起訴となっていた。

●第2話 妄信の果て
大学四年生の戸森研策は、地元新聞社から内定を得た。ゼミ論文の単位が取得できれば卒業も確定する。前途洋々の戸森のもとへ、担当教授から突然の連絡が入る。

●第3話 橋上の残影
経理事務の仕事をしている篠木瑤子は、十年前に恋人を自死により失っている。その死の原因となった男は刑期を終え、娑婆でのうのうと暮らしていた。

●第4話 孤独の胎衣
短大生の萱場千寿留は工芸家の浦真幹夫と関係を持ち、妊娠した。浦真は中絶費用を渡し、海外に旅立ったが、千寿留は新しい生命の誕生を待ちわびていた。

●第5話 闇中の白霧
名越研弥は、闇サイト経由で違法な薬物や商品を仕入れ、莫大な冨を得た。そろそろ足を洗いたいのだが、相棒の小田島澄葉を説得できずにいた。

●第6話 仏罰の報い
著名な有機化学者である清家総一郎は実験中の事故で両目に劇薬を浴び、一線を退いた。隠棲生活を送る清家の悩みの種は、娘・紗季の夫の素行だった。

【著者紹介】
長岡弘樹 : 1969年山形県生まれ。筑波大学卒。2003年「真夏の車輪」で第二十五回小説推理新人賞を受賞しデビュー。08年「傍聞き」で第六十一回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。13年に刊行した『教場』は、週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10国内部門」第一位に輝き、14年本屋大賞にもノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    長岡 弘樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 教場シリーズも読み続けて第五弾です。 今回は、警察学校の教官になる前の前日譚、刑事コロンボのような短編集でした。オススメは、『第6話 仏罰の報い』です。教場シリーズは飽きてきたので、著者には新たな代表作を期待します。 https://www.shogakukan.co.jp/pr/kyojo/

  • パトラッシュ

    久しぶりに刑事指導官の風間公親に再会。相変わらずの人の心を見抜く達人ぶりで殺人事件の真相をいち早く見抜きながら、刑事の卵たちに必死に推理させ一人前に鍛えていく。警察学校教官としては冷酷に不適格者を振るい落とすが、こちらではほとんど名探偵としか思えない観察眼で若い刑事を側面から支援していく部分が魅力だ。一方で犯人側はほとんどが社会的弱者や追い詰められた立場にあり、最後の賭けとして殺人に及ぶが風間の前に阻まれる。本シリーズは警察小説ではなく、『ジョーカー・ゲーム』のような特異な設定での教育者小説といえるかも。

  • しんたろー

    シリーズ第5弾は、風間が捜査現場で新人教育をしていた頃の6つの話。各話はコロンボや古畑任三郎でお馴染みの犯人が殺人を犯すところから始まる倒叙形式で、犯人と新人刑事の対決を風間がサポートする形…お得意のトリビア的要素を交えながら、登場人物たちの心理戦で飽きさせず読ませて、もはや「安定の職人芸」と言えるが、ミステリとしては警察学校時代の内容より薄味に感じるのは、私がこのパターンに慣れてしまったからなのか? とは言え、未解決のままである風間の眼を刺した犯人・十崎との対決から結末までを描いて欲しいので新作を期待♬

  • ノンケ女医長

    主役の風間公親警部補は、右目が義眼。その顛末が、今作で描かれている。惨憺たる事象で、そのまま退職を選んでもおかしくない公務災害。復職した警部補が身にまとう、他者を簡単に寄せ付けない雰囲気。追い詰めるように後輩へ質問を突き付けるのは、元来備わっている特性なのか。職務は、危難と隣り合わせ。警察官である限り、危険性は排除できない。それでも事件を解決し、後進の育成に厳しくも邁進する風間の生き方に、段違いの孤独性を感じて、少し辛くなった。事件の推理や奇抜さに加え、主人公の個性が際立つ。警察小説としては別格かも。

  • いつでも母さん

    教場シリーズ最新刊!これは第5弾になるが警察学校に赴任前の『風間道場』を描く連作6話。長岡さんは短編でグイグイ来るから好きだ。凄すぎる風間に参りましただが、最後の『仏罰の報い』は先に期待を持たせる内容でこれからも続くであろう『教場』が楽しみでならない。だって犯人捕まってないよね?

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