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偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学 愉しい音楽の語り方 叢書パルマコン・ミクロス01

長埼励朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422701257
ISBN 10 : 4422701258
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自分の好きな音楽から、社会の仕組みが見えてくる!「ロックは社会変革に結びつくものだ」など、ポピュラー音楽につきまとうさまざまな思い込み。その起源やメカニズムを明らかにしながら、現代社会の特質をあざやかに読み解くテキスト。聞いていない音楽を堂々と語れる社会学入門。

目次 : 序章/ 第1章 ロックは社会変革の夢を見るか?―モッズ/ヒッピー比較論/ 第2章 苦労した人こそホンモノの音楽を創れる?―フォークと文化の価値転換/ 第3章 パンクは頭の悪い音楽か?―反知性主義と「声の文化」の可能性/ 第4章 電子音楽は「非人間的」か?―まがい物のリアリティ/ 第5章 国民的音楽は首都から生まれるか?―マッドチェスター都市論/ 第6章 日本のヒップホップとお笑いは似ているか?/ 第7章 音楽は語るべきではない?―『ロッキング・オン』と音楽語り/ 終章 「アンダーグラウンド」は売れない人の集まりか?

【著者紹介】
長〓励朗 : 桃山学院大学社会学部准教授。1983年大阪府生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。京都大学博士(教育学)。近年はYouTubeチャンネル「アーカイブ社会学講義」の主として一般向けに社会学の面白さを伝える活動もおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1959のコールマン

    ☆5。推薦本。十分楽しめる。こちらはフロイドVSキンクリと違って、割合まともだった。あはは・・・。いやさすがに准教授の書いた本らしくアカデミックな味わいを文章から感じるが、時々パンクとブルースに熱中した頃の感性が染み出てくる所がまた良い。各章に付随するディスクガイドだが、タイトル通り偏愛的な趣味全開となっていてこれまた面白い。なおポピュラー音楽本と言いながら、大概出てくるバンドやワードが意識的にオミットされている。かといってアングラに向かわず、孤高にも向かわず、↓

  • 山田太郎

    偉そうに言ってしまうが、ちゃんと音楽聞いて書いていらっしゃるなと。マイナーなとこまで聞いてるだろうなと。ビートルズとかストーンズ聞いて偉そうに言われてもなと思うので。あとは普通ジャズとかクラッシックに向いてしまいそうなもんですが、そうでもなく、程よい感じで難しい感じで書いてあって知的好奇心満足させていただけたという気がするけど。大体理論的に説明するの苦手なので、こういうの読むとすごいなと感心しました、その割に理屈ぽい自分がイヤになるなと。

  • ああああ

    タイトルにある「知識社会学」とは、ごく単純化して言えば、こうした「思い込み」がどこから来たのかを主に社会と個人の関連性の中で解き明かそうとする学問手法を指している。 こんな風に言うと、「思い込み」という言葉のネガティブなニュアンスから、他人の愚かさをあげつらう斜に構えた学問という風に見えるかもしれない。 しかしそうではない。むしろ、この知識社会学の醍醐味は、自分自身が当たり前だと思っている価値観を揺さぶ る点にある。

  • 天婦羅★三杯酢

    久々に、ただただ楽しく読んだ。高校時代はひたすらニューミュージックを聴いていただけの音楽体験しかなかったから、本書で出てくるアーティストは85%が初出、10%が名前だけ、ようやく数人は実作を聞いたことがあるというレベルだった。でも、この本がいみじくも書いてあるように「聴いたことがない曲やアーティストに関して語る本」であるから、それらがある枠組みで構成されて何やら建物が出来る(本人は地図とは言っているが)中で、自分の本の小さな音楽体験もそこに組み込まれていくさまは結構快感だった。

  • saiikitogohu

    「聴いたことのない音楽について語れるようになる」というコンセプト通りの素敵な本。音楽的な素養がなくても、「聴き手」の存在によって、さまざまな音楽ジャンルがいかなる“文化”のなかで/と共に形成されていくのかということが学べる。 紹介されている。紹介されているアーティストも平気でどマイナーなのを持ってくるところが好き。 ページの都合上、どうしてもジャンル(メタル、ハードロック、プログレ等々のロックのジャンルや、ボカロ曲、J-POP等々)が限定されてしまうので、続編もぜひ書いて欲しい。

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