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怪異の掃除人・曽根崎慎司の事件ファイル 生ける炎は誰が身を喰らうか 宝島社文庫

長埜恵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299038425
ISBN 10 : 4299038428
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

応募総数13,116作品
ネット小説大賞受賞作品!!

名状しがたいオカルト事件
這い寄る狂気はすぐそこにある

怪しげな男、曽根崎慎司は、警察では手に余る名状しがたい怪事件を請け負う「怪異の掃除人」だ。そんな彼のもとでアルバイトをする竹田景清も、不可解な事件に巻き込まれていく。
街中で見つかるちぎれた小指。
吸えば溺死する漆黒のタバコ。
体の一部が喰われる夢。
そして、生ける炎を信仰するカルト教団。
狂気に呑み込まれてしまえば、終わり。闇の底から這い寄る怪異に立ち向かう、ホラーサスペンス開幕。

【著者紹介】
長埜恵 : 高知県出身。2022年、『怪異の掃除人』(本作)で第10回ネット小説大賞を受賞。2023年、同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aquamarine

    怪異の掃除人である曽根崎とアルバイトの是清。彼らが相手にするのは、街中で見つかるちぎれた小指、吸えば溺死する漆黒のタバコ、体の一部が喰われる夢、そして、生ける炎を信仰するカルト教団…。彼ら二人と行動を共にする三人を加えた五人の関係性がとてもいい。そこここにコミカルなやり取りを挟み事件に関わるごとに築かれていく絆。気持ちの悪い描写や凄惨な怪異との対決は息をのむものがあるが、五人のキャラと絆に引っ張られて夢中で読んだ。ひとつのしがらみが一段落したが、まだ気になることがたくさんある。続編が出たらぜひ読みたい。

  • yukaring

    警察の手に余る怪事件を請け負う「怪異の掃除人」曽根崎慎司。全く生活力のない彼の面倒を見る学生アルバイトの景清くんとの凸凹バティが楽しいホラーサスペンス。最初はありがちな設定かなと思ったが登場人物達のキャラが濃くて、歯に衣を着せない切れ味抜群の掛け合いが笑える。遭遇する事件は「街中で見つかるちぎれた小指」や「吸うと溺死する謎のタバコ」「体の一部を喰われる夢」などかなりディープなオカルト案件。怪異だけでなくそれを呼び寄せる人間たちの狂気も恐ろしい。"黒い男"などまだ解明されてない謎もあり続編に期待大な物語。

  • さっちゃん

    怪異の掃除人・曽根崎慎司と、時給4千円で彼の身の回りの家事をするアルバイト・竹田景清のバディもの。「街中に落ちている小指」「吸うと溺れ死ぬ煙草」「体の一部を喰われる夢」など扱うのはなかなかハードな怪異。ラストは彼らのバックボーンに関わるカルト教団や謎の男の話で、それまでに感じていた疑問や違和感が解消する。/軽妙な会話は魅力だけど、景清が曽根崎に対して暴言が過ぎるかな? 一応雇い主なんだし。とはいえ、テンポも周辺キャラも良いのでとても楽しめた。思っていたよりアクション派だったのね。続編が出たら是非読みたい。

  • ホムセン+αで怪異と戦う曽根崎。自己評価マイナス大学生景清君。お節介な硬派刑事、阿蘇。美女?柊ちゃん。「何でも抱けるぜ!」な藤田。5人のキャラが際立ってて面白かった! 景清健気!泣き方(笑)! ストーリーは面白いので続きが楽しみな作者さん。 BL要素は読者さんが(同◯誌方向で)発展させるから、「サービス」は入れずに本筋を書いてくれるよう望みます。

  • 坂城 弥生

    確かに凄い狂気だった。

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