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見えない鎖 潮文庫

鏑木蓮

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784267020490
ISBN 10 : 4267020493
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
鏑木蓮 ,  

Content Description

神戸に住む女子短大生の生田有子は、幼い頃に母が失踪し、今は警備員をしている父・有正と二人暮らし。ところがその父が、ある日仕事帰りに刺殺される。「人に恨まれることなんてないお父ちゃんがなんでこんな目に…」。しかし、次第に浮かび上がる父の秘密に直面した有子は、自らの手で真相に迫ろうとする。江戸川乱歩賞作家が満を持して贈る渾身の長編ミステリー、待望の文庫化。

【著者紹介】
鏑木蓮 : 1961年京都市生まれ。佛教大学文学部国文学科卒業。2006年『東京ダモイ』で第52回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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純文の匂いがするミステリー。 親父が唐突...

投稿日:2021/02/27 (土)

純文の匂いがするミステリー。 親父が唐突に殺されたので、娘と親父の友達が殺人の真相を追い求める話。 どんでん返しなどはなく訥々と信仰していく。

みっちゃん さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紫綺

    単行本にて読了。救われたような救われていないような何とも複雑な読後感。

  • はつばあば

    「ことづて屋」の後がこの本かい・・と見えない鎖に繋がれた読書日。母に家出をされ・・父子家庭を切り盛りする有子。いつもの日々が☎一本で突然崩れる。それでも食べていかねばならない。女が男より逞しいのは日々の食事の用意ができることだろう。父の想いは逝ったあとで知らされても辛いじゃない、言葉で伝えなきゃ。娘の母への思いは嫉妬もあるのだろうか・・。決して悪い人じゃない奔放な母のこれから。どこかで折り合って欲しいと願う。

  • 神戸に住む女子短大生の生田有子は、幼い頃に母が失踪し、今は警備員をしている父・有正と二人暮らし。ところがその父が、ある日仕事帰りに刺殺される。「人に恨まれることなんてないお父ちゃんがなんでこんな目に…」。しかし、次第に浮かび上がる父の秘密に直面した有子は、自らの手で真相に迫ろうとする。レッドへリング(ミステリーの業界用語でいう犯人と見せかける罠)が上手く使われていて、考えながら読むのには丁度良い本だと思いました。

  • mintia

    不幸な家族がたくさん出てて、少し気持ちがヘビーになりました。そんななか、主人公には好感が持てた。

  • ひまわり*

    図書館本◆切なかったが、面白く読めました。ある日突然、父が刺殺された有子。なぜ、父は殺されなければならなかったのか。父の同僚の元刑事中原の手引きで真相を探っていく。父と2人暮しの苦労でスレる事なく優しく真面目で思いやりがあるが、父への依存や幼い頃家を出た母を恨んだり、中原の妻の言動を女として意識したりと19歳らしく幼稚さもあり違和感なく読めた。被害者と加害者の思いや食に繋がるテーマ、そして金魚、色々考えるポイントもあり。真相は許しがたくなかなか納得できるようなものではなかったが、前向きな終わりで良かった。

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