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日本人のこころの言葉大伴家持

鉄野昌弘

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422800622
ISBN 10 : 4422800620
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新たな国「日本」の形成期に、自らの内面を深く見つめた『万葉集』編者・家持の歌と人生。

目次 : 言葉編(人を思う(初々しい初恋を歌う/ 逢えない人のよすがに/ あらかじめ決まっていた恋の終わりに ほか)/ 生きること、死ぬこと(人を喪った悲しみを力に/ 無常を知り、なお悲しむ/ 愛しい人をどのように悼むか ほか)/ ひとり風景と向き合う(天候とともに変わる心境/ 七夕に孤独をかみしめて/ ひとり秋を歌う ほか))/ 生涯編(略年譜/ 大伴家持の生涯)

【著者紹介】
鉄野昌弘 : 1959年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程単位取得退学。博士(文学)。帝塚山学院大学助教授、東京女子大学教授を経て、東京大学教授、東京女子大学非常勤講師。専門は上代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 井月 奎(いづき けい)

    大伴家持は政治家としては人の心を理解しすぎ、歌人としては氏上(氏族の長)としての責任感が強すぎたように思います。あふれるほどの才覚を持った歌人として万葉集を編纂して、そこに多くの歌を残した家持は氏上としての、そして政治家としての責任感と野望からでしょうか歌を捨てます。しかしそうまでして心血を注いだ大伴という氏は藤原氏の影に負け、隠れ行きます。家持の歌がそれでもしかし千年の命を得ているのは皮肉とも思いますが、芸術の力だとも思います。家持の歌が寂しいのもむべなるかな、です。

  • ちはやボストーク

    「夢の逢いは苦しかりけり 驚きて掻き探れども手にも触れねば」夢で逢えたら、夢であっても逢えたら、夢で逢えても……いろいろですね。折口信夫が「(古代人にも大伴家持のような)こんなに深い心で静かに物を考え、独り悲しんでいる人があった」と書いていて(まえがきの受け売りですが^^;)、興味が膨らみました。テーマ別に家持の歌が紹介されているので、名言集みたいなものとも言えるかも。名言集的なものに走るというのも、お手軽志向ですが。

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