映画になった恐怖の実話 鉄人文庫

大量虐殺、連続殺人、誘拐、虐待、強盗。脈々と続く人類の歴史は、常に凶悪犯罪とともに歩み、そこからヒントを得た数多くの映画が世に送り出されてきた。本書は、いわゆる“実録映画”の題材となった実際の事件、事故、スキャンダルの顛末をたどった１冊である。果たして、映画と事実はどこが違うのか。劇中では描かれなかった犯行の詳細、本当の動機。事件関係者の知られざるその後。「タクシードライバー」「ＫＣＩＡ　南山の部長たち」「アイリッシュマン」など全５４タイトルの元ネタを完全解説！

目次 : 第１章　驚愕（ＳＫＩＮ／スキン―元ネオナチのレイシスト、ブライオン・ワイドナーの映画とは違う更生への道程/ スキャンダル―「ＦＯＸニュース」ＣＥＯセクハラ事件　ほか）/ 第２章　惨劇（ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド―タランティーノが意図的に描かなかったシャロン・テート殺害事件/ ＭＯＴＨＥＲマザー―毒母に支配され続けた１７歳少年が起こした悲劇、川口祖父母殺害事件　ほか）/ 第３章　凶悪（ロストガールズ―ロングアイランド売春婦連続殺人事件/ 屋根裏の殺人鬼―フリッツ・ホンカ　フリッツ・ホンカ売春婦連続殺害事件　ほか）/ 第４章　震撼（タクシードライバー―アメリカ大統領候補、ジョージ・ウォレス狙撃事件/ ＫＣＩＡ南山の部長たち―側近が計画・実行したパク・チョンヒ韓国大統領暗殺事件　ほか）/ 第５章　ダークサイド（声をかくす人―アメリカ初の女性死刑囚、メアリー・サラットの悲劇/ 夜明けの祈り―ポーランド修道女集団レイプ殺害事件　ほか）